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まらそんノススメ

価格: ¥1,155
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 集英社
Amazon.co.jpで確認
入門書ではないが ★★★☆☆
田淵由美子が書いているのはページ数で1/3ほど、量的には1/10ほどだろうか。
そんな本を「田淵由美子著」とするのはサギだ。慣例はともかく「やまピー」との
共著とすべきだろ?

副題の「Handbook for Running-beginners」というだけの内容は一応カバーしている。
ただ、二人の著者自身は深刻なスポーツ障害に罹ることがなかったようだけど、
長距離走は静かに身体を壊すことのできるスポーツなので、その予防には
もう少しページを割いた方が良かったと思う。これは監修者がもうちょっと突っ込んで
欲しかった。失礼ながら田淵氏の読者層はもうそんなに若くないんだし。

動かそうと思うことすらなかった身体でありながらスポーツを始めてしまって、
そしてフルマラソン完走。私もまったく運動をしない人生から突然自転車にハマった口なので、
そのへんには共感する。長い登坂で心拍が90%を越えて息も絶え絶えになりながら
「何でこんなことやってんだろう」と思う、本当に不思議な世界です。

その辺の不思議さをもうちょっと表現して欲しかった。
意外にもプロっぽい… ★★★★☆
マラソンビギナーのための入門書。著者をみてひょっとして?と思ったらビンゴ!。漫画家の田淵由美子さんです。おん年53歳。ホノルルマラソンに挑戦されたそうです。あの「フランス窓便り」の田淵由美子さんが、ふりふり脱ぎ棄てマラソンとは?!走るの大の苦手の私ですが、漫画として楽しく読みました。
そして私は田渕さんに… ★★★★★
「走ってみなぁ〜い?」と、24時間テレビで80km走ることになった研ナオコさんから誘われたように感じたというのがきっかけという田渕さん(このコマの研さんの似顔絵がそっくり)。
「運動音痴自慢」をしあえる担当編集の方と走るようになり、ついにはフルマラソン完走。
同じように学生時代の体育ではあまりいい思いをしたことがなく、100mだって走るのやだもんね、と思っていた私が田渕さんに誘われた瞬間が、この本を読んだときでした(笑)。

タレントさんのように専属トレーナーがいるわけでなく、まったく普通の人と同じく試行錯誤しながら練習をしていった過程や、まらそん参戦エピソードが楽しいマンガでかかれてますし、担当編集者さんが書かれたまらそんの楽しみ方(プロの方が監修には加わってますが)も、クラブなどに入っているわけでもない大多数の「普通のランナー」目線で面白いと思います。

読んだ後、靴箱からスニーカーを取り出し、「ちょっと走ってきてみるかなぁ」と思わせる1冊です。
市民ランナーによる市民ランナーのための ★★★★★
若くて綺麗で忙しいうちはやらないであろうジョギング、ましてやマラソン、私も体力、体型の衰えに走り始め大会参加にはまり始めたばかりのミドルエイジです。この本の最大の特徴はエリートが市民(エイジグループ)のために書いたものではなく、素人の体験記、それが編集者と漫画家という表現のプロによるものだということ。最高にファッショナブルで笑わせてくれる、稀有なマラソンブックです。
フキだしちゃいました。 ★★★★★
何気なく手にした本書。ペラペラめくりながら読んでいると、私とそっくりの経過を経ており、「まらそん」にボロボロにされる様子に爆笑していまいました。ボロボロにされても、なぜか面白い「まらそん」というもの。その素晴らしい世界に導いてくれるなら、本書を10冊ぐらい買っても安い! 私は漫画にうといので作者を知りません。でもこの本を読んで好きになっちゃいました。