娘との付き合いに悩む親といじめに悩む人たちに
★★★★☆
自分の娘であっても思春期の子どもと付き合ってゆくのはなかなか大変です。この本を読むと「なぜ」と思っていたことの答があったり「どう伝えればいいのか」と悩んだ時の答もあります。なるほど!と読みながら何度もうなずきました!
子どもがいじめにあった時、なぜこんな事がおきるんだろう?娘にどう対処したらいいのだろう?加害者や学校にどう対処したらいいんだろう、という悩みにもちゃんと答があります。
悩む親にとって、抽象的であったり、親を責める内容の本が多い中、具体的な言葉や対処の仕方が書かれ、自分を振り返る事も出来て、大変参考になりました。ジェンダー問題を知る著者の視野の広い視線が今までのこのようなタイプの本にはないものだと思います。
星が四つなのは、一部分、日本とアメリカの社会状況の違いがあるからですが、それも読みようで、今後の日本の参考になるかもしれないとも思いました。おすすめです!