大名旅行するならともかく・・・
★★☆☆☆
著者はチェンマイのグルメガイド取材をしたとき、車をチャーターして通訳兼ガイドさんを付けて取材していたと暗に認めていたし、どう見てもタイ語の読み書きや会話が得意ではなさそうな著者は、きっと今回も同じ方法で取材したはずだ。
だから著者にとって地図が無かろうが、タイの文字が読めなかろうが無問題なのだ。
しかし読者全員が、そういう大名旅行している訳ではない。もっと読者の目腺でガイドブックを製作してもらいたい。確かに車のチャーターしたりガイドを雇ってもタイは安いけれど、節約派の多いタイフリークは、ここまでする人は少数派のはず。
著者はチェンマイフリークなのだろうが、前書のグルメガイドを見て分かるとおり、本当の意味においてタイに詳しい人ではないので(無知とまでは言わないが、生半可な知識しかない)、達人としてこの手の指南書を書くには、あまりにも力量が不足していると思った。
それとバンコクのガイドの執筆する場合、タイに長期在住しタイの文化や事情に精通しているとか、タイ語ペラペラのライターじゃないと仕事はほぼ不可能だけれど、チェンマイの場合はライター同士の競争が殆ど無いので、そこまでタイ及びチェンマイの事情に詳しくなくてもやっていけるから、この都市をターゲットにしたって感じ。
そろそろチェンマイのガイドブックもバンコクのガイドブックみたいに、ちゃんと使える本格派な物を、タイに造詣が深いライターが手掛ける時期に来ていると思う。
地図がないのが残念
★★★☆☆
載っているお店やレストランに行ってきました。
確かに、レストランはおいしかったし、マッサージ店も
良かったですが、地図が無いので初めてチェンマイに行った私には
探すのが大変でした。
この本とチェンマイで配られているフリーペーパーの地図を
照らし合わせてなんとか分かるといった感じでした。
空想旅行にはいいけど・・・
★☆☆☆☆
バンコク在住ですが、チェンマイに国内旅行に行った際、現地の本屋で買いました。…が、掲載されている店の地図もないし、非常に使いにくかった。書かれている住所だけを見て、一人で行けるという旅行者は、本の筆者のようなチェンマイ通でもないかぎりなかなかいないでしょう。
地図はなくても店名や住所などをタイ語で記したものを載せてくれていれば現地の人にたずねることもできたと思うけど、それもないし。英語表記の住所や店名を見て、すぐにピンとくるタイ人はあまり多くないと思いますよ。アルファベット表記ではタイ語の声調がわからないので、発音してもなかなかわかってもらえませんでした。
でもまあ、写真はきれいだし、忙しい日常の合間にぱらぱらと見て、空想旅行にひたる・・・というのなら本書はおすすめです。
片手に持って旅行をする実用ガイドブックとしては全くおすすめしません。
写真で伝わってくるもの
★★★★★
バンコクには何度か訪れたことはあったけれど、
チェンマイには未だ一度も訪れたことはありませんでした。
実際のところ、チェンマイの都市名くらいしか解らなかったので、
この本はとても参考になりました。
文字ばかりがつらつらとかかれているガイドブックと違い空気が伝わってくるような写真が多用されているので、
非常に空気感が伝わってきてとても見やすい本だと思います。
特に工芸品に関してはとてもステキなものが沢山紹介されていて、
この手が好きな方には旅のお供にも、バーチャルトラベルにもいいと思います。
ぜひここで紹介されているお店を訪れてみたいものです。