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地団駄は島根で踏め (光文社新書)

価格: ¥950
カテゴリ: 新書
ブランド: 光文社
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言葉の由来を求めて旅にでる。 ★★★★☆
 旅は道ずれ、世は旅につれ。言葉にちなんで各地を回る著者が歩いてその地での発見をする。琵琶湖や島根はなるほど、はるばるであるが、京都や鎌倉にも面白い言葉がある。ごった煮。余計なうんちくがまた面白い。建長寺も登場し、あたふた。昔から困った師匠がいるようです。どこまで本当の話かわかりませんが、続編も続くという感じで言葉の由来が広がります。
気軽に読める紀行文 ★★★☆☆
語源ハンターを自称する放送作家が、全国各地の語源にまつわる行事や史跡などを探索するルポで、気軽に読める紀行文・エッセイとしてはいいと思います。普段何げなく使っている言い回しにも、色んな歴史や人々の思いがこめられていることを知れば、日本語に対する関心もぐっと深まることでしょう。ただ、語源というのは諸説があって、必ずしもここに書かれているのが正しいと言い切れないので、そのつもりで読むほうがいいでしょうね。
それから京都出身の私として見過ごせないのは、第2話の中で、大文字五山送り火のことを、いわゆる「大文字焼き」と書いていること。伝統的な精霊送りの行事なんですから、そんな回転焼きみたいな言い方はやめてほしいですね。
こういう”旅”を実際にしてみたくなる ★★★★☆
私は旅行会社でお客様向けに旅雑誌を製作しています。一応旅行のプロからみてこれぞ日本人なら誰もが唸るまさ『THE旅行紀』と言えるでしょう。間違っても語源辞書や辞典ではありません。読んで知るとこれまでの見える景色が今までと違って見える、何度も見ているはずなのに初めてのように新鮮に感じるそんな知的欲求探究心と旅心を誘ってくれる「うんちく」本です。女性の方でも退屈せずに楽しめる「うんちく」満載で、読んだあと『よし行ってみよう』と旅に出たくなる。旅先で思わず『へぇ〜これが』と唸ってしまう。そんな新感覚を覚えさせてくれることでしょう。折角なのでひとつ紹介すると、「お払い箱」は実は「御祓箱」というお祓いのための札などが入っていたとても有り難い箱が起源で伊勢の神宮ゆかりだとか。
日ごろ何気なく使っているコトバにはちゃんとその語源となる場所やお祭りそしてゆかりの物が現在も残っていて、実際にそれを自分で足で行って場所、地元のヒトに聞いた辞書にも載っていない新たな事柄、今でも実在していて見て触った物、さらに嗅いだり食べた食事や名物のかずかず。途中の宿や街道そして地元のお祭りなど旅行記として読んでも楽しめる内容だと思います。本に紹介されている土地を著者わぐりさんと巡るツアー、実際にみなさんにも探偵になっていただきあたらしい語源を調査推理するシリーズツアーなどの企画をいつか実現したいなぁと個人的に思っています。この本をきっかけで、いつもの旅が感慨深い旅になること間違いなしです。”太鼓判”を押します。
もうすこし、文献学的にも検証が必要でしょう。 ★★★★☆

たしかにいろんな知識が得られて面白かった。

しかしながら、他のレビューアーがすでにおっしゃっているが、要は、辞書を読んでいて地名が出てきたら、そこに出かけて行って旅のレポートをする、ということを著者はしているにすぎない。それに、各旅ごとに土地の名物の紹介がつくが、それは「語源の旅」とはなんの関係もない。

著者は序文で断っているが、語源は民間伝承にすぎないものも多いので、語源研究はできる限り、丁寧で、かつ厳密な検証が必要とされる。もう少し、文献学的にも語源の探求があってもよいのではないだろうか。
読んでいて楽しい気持ちにさせてくれる本 ★★★★★
非常に楽しい本でした。

いろんな言葉や慣用句を普段何気なく使っているのですが、意外な語源があったことにびっくりしましたが、それ以上に、その場所まで行ってしまう作者の行動力に唖然としてしまいます。
しかも、その語り口がユーモアに溢れていて、楽しい気分にさせてくれます。

更に、作者は日本全国に行っているのですが、「どろぼう」の項など、私の住んでいるほんの近くなのに、全くそんな場所があったなんて知りませんでした。
私も是非行ってみたいと思います。

又、「太鼓判は山梨で押せ」と言う続編が出るそうですが、今から楽しみにしています。