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サウスバウンド スペシャル・エディション [DVD]

価格: ¥4,935
カテゴリ: DVD
ブランド: 角川エンタテインメント
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原作読めば十分です。 ★☆☆☆☆
原作からの出発で、いささか先入観はあるものの、豊川悦司のイメージもピッタリでそれなりに楽しめるのでは?と期待を抱いていたんだけれど・・・。

子役に演技を求めだしたのはいつからでしょうか?アンナ・パキンやダコタ・ファニング、ハーレイ・ジョエルオスメントを見てきたからか、演技が出来て当然という風に思ってしまいます。棒読みのセリフもバビリの見えるような立ち位置もまるで中学生日記を見ているかのようでOKを出した監督の映画に対する姿勢が分かってしまいます。

2時間弱の映画ですから、当然原作を大きく省かなければ話は進みません。しかし、祖母の出現と妻のバックボーン、主人公の男の子が成長する過程、家族の調和・・・何一つまとまりなく、唐突に話が過ぎ去るので、原作を読んでいない人はただ起きたことは理解できても何故そうなったのか疑問に感じるはずです。

原作との比較はナンセンスだが、あまりにも大きな違いがありすぎる。一体誰に感情移入すればいいのか?誰一人として演技が出来ていないのは監督が戦犯であることが、あまりにも明白すぎて頭が痛い。この作品を褒めるところがあれば、聞かせてもらいたい。

ただ、音楽の大切さを改めて理解できた。
南の国から。 ★★★☆☆
原作は読んでいませんが、映画を見て感じられるのは、団塊の世代、全共闘世代に捧げられた作品なのではないか、ということです。
森田監督もその年代に当たるでしょうか。
あの世代は、社会の中に無事溶け込めた人たちがいる一方で、理想の旗を降ろせなくなってそのままずるずるきている人もいます。
確かに、農業・・・特に無農薬野菜栽培をやられている方が多いんですね。
それに、議論好きで、正論好きな面も。
豊川さん、その点は雰囲気が良かったです。
ただ、バックグラウンドが十分に描かれないので、人物が薄っぺらになってしまいました。
倉本總さんの「北の国から」の南国版として作ったのか?と最初は思いました。
南国だけに、明るいですけれどもね。
羨ましくて仕方がない嫉妬するほどの家族 ★★★★★
自分の性格とは正反対な主人公の父親が羨ましくて仕方がなかった。
世間的には主人公は所謂負け組かもしれないが、僕は日本がこんな父親ばかりであったなら
ニートとかロリコンとかアニメオタクとかフィギュアオタクとかストーカーやDVやネトウヨや
幼児虐待の類がこれほど多くならず社会全体が荒廃することもなかったように思う。

家族の素朴なキャラもすごく良かったし、ギャルっぽい北川景子より映画のような服装や髪型
のほうがよほど素敵だとも思った。
原作には全然及ばないという意見が多いが、これは映画の宿命のようなもので、活字の世界を
超えられる映像などまずあり得ないというのは常識です。従って全然別物と考えて評価する癖を
つけたほうが良いと思います。
他のサイトに次のようなレヴューがあったのですが、これがこの映画の監督の意図を如実にすべて
体言していると思う。

洋子(北川景子)が親に反発しながらも家に帰ると靴をまず揃える、という仕種が「家族のルール」
を示している。好き勝手にやればいい、という家族関係ではないことがそこから窺われる。
熱い家族愛 ★★★☆☆
昔、過激派に属していた父親と母親が、
東京から沖縄に引っ越して繰り広げる熱い家族愛の物語。

この世の中、曲がっていることが多いから、
そして、それに声を上げられない大人たちが多いから、
このような価値観をゆさぶる作品が世に登場するのだと感じた。

大人になると、人に合わせることを覚え、
たとえ自分が正しいと思っていても、
意見を曲げてしまうこと、諦めてしまうことが多くなる気がする。
しかし、一度きりしかない人生、
自分の信じる道を応援してくれる人と共に歩むことも、
それまたすばらしいのではないか。

作品のメッセージが伝わらない人はきっと多いのだろうが、
少数の人には何かあたたかなものが伝わるのだと思う。
小学生の時に鑑賞した「ぼくらの7日間戦争」をふと思い出させてくれた。
原作とは同名異作 ★☆☆☆☆
原作とはまったく違う物語として考えるべき。
間違っても、本が面白かったから、これも見ようとは考えないこと。
原作のいい面をすべて取り去ったら、こんなしょうもないものになるということ。
また、映画化されてから、原作を読んだので、キンチョールのCMのトヨエツはぴったりと思っていたのだが、これもいまいち。脚本と原作の違いという狭間の中での迷いが見て取れる。
サウスバウンドの原作のよさは、陰と陽の対比にあると思うのだが、その辺の汲み取りがまったくされていない。
だから、原作を読んで、役作りをしたであろう俳優は、脚本を渡されて、「なんだコリャ」状態だったのではないか。
結局、日本の映画製作の問題点が浮き彫りになっただけの作品。
・時間がない。
・監督名でしか客を呼べない。
・しかも、その監督も、巷間言われるほどではない。
・原作頼みのわりには、原作がまったく活かされない。


映画としても、出来は低い。
森田芳光のいい加減さというか、何かメッセージがあるようで実は何もないという点は見事に踏襲しているので、森田芳光らしいといえば、それまでだが、森田作品の中でもちょっとひどすぎる。
演技者達がかわいそうになるくらいの映画である。


最近、映画を作るときには必ずといっていいほど、
「・・・製作委員会」という名のもとに映画製作がされるが、
それだけ、日本映画が行き詰っているということなのだろう。
逆に「・・・製作委員会」というものでない映画のほうに、傑作が多いというのは皮肉である。