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パンズ・ラビリンス 通常版 [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: アミューズソフトエンタテインメント
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子どもが主人公のファンタジー映画となると、ある程度、パターン化されてしまうが、この『パンズ・ラビリンス』は違う! 少女が目にする幻想かと思われる世界と、1944年、内戦下のスペインという状況が見事にミックスされ、摩訶不思議でありながらリアルで切実なストーリーが完成されたのだ。異才ギレルモ・デル・トロ監督によるオリジナル脚本。独裁者フランコに心酔する大尉と母が再婚することになり、オフェリアは大尉の駐屯地である山奥へやって来る。途中の山道で奇妙な昆虫と出会ったことをきっかけに、彼女は現実とは思えない体験をすることになる。
 手のひらに目玉がある怪人、うごめく根菜のような生きもの、巨大カエルが吐き出す粘着系の物質など、他のどんな映画でもお目にかかれないビジュアルは、デル・トロの真骨頂。CGも使われているが、あくまでもアナログ感が重視され、クリーチャーによっては特殊メイクや着ぐるみが効果的になっている。ファンタジーにおける「リアル」は、じつは少し歪んで頼りないものであることを、デル・トロは証明しているようだ。少女の目線から見た世界がどこまで現実なのかは観客に委ねられるが、大尉らにまつわる残虐描写は生々しいほどに現実的。キャストの演技もすばらしく、オフェリア役、イバナ・バケロのナチュラルで瑞々しい表情には驚嘆するしかない。(斉藤博昭)
リアルなファンタジー.まれに見る傑作! ★★★★★
 タフな将校と再婚した母親と少女が辿る運命.少女が体験する現実と見まごうファンタジーと,ファシストの強圧的な支配という冷厳な現実が見事に融合したまれに見る傑作です.
 ファンタジーの世界が決して明るく描かれていないのは,抑圧された現実の中で少女が見た夢だからと今頃気がつきました.
 ファンタジーと言いながらこの映画は実にリアルです.芸術が好きな方,歴史に興味がある方は是非観るべきです.深い味わいが得られることでしょう.
戦争に巻き込まれた子供の視点として ★★★★☆
迷宮や試練が想像のものだったとかはどうでもよくて
軍隊とゲリラ、それに関係する人間で繰り広げられる暴力と殺戮を見ると、
モンスターよりも、銃弾一発で人を殺し、拷問を行う人間のほうがよほど恐ろしいのではないか
生きていくためにも大尉と結婚した母親、生まれてくる弟、本来祝福されるべき者が蔑まれたり女であっては意味が無いように扱われる。
大尉に象徴される軍人の誇りたがる強さや大儀などは子供から見れば理不尽なことで人を脅かし、傷つけていく不可解なものにすぎないことをあらわしているようにも思える。
エール ★★★★★

『女学生パンの日記』

○月○日: あくびを連発する私。友人がバケツで水をかぶせてくれた。ありがとう!
      気分は、スッキリ――――山本を切ったときの加藤のように…。

○月○日: 上履きにカエルが入ってた。どこかのお姫様だったらごめん。
      貴女の尊い犠牲のおかげでカカトがつやつやよ。

○月○日: 前髪が長すぎて、黒板が見えにくそうだからと、友人が無理やり散髪してくれた。
      しかも破格の2000円っ! 
      この髪型、ノーヘルで原付乗っても捕まらないかも? 超便利。

○月○日: 期末試験。登校したら、机に巨大なドラゴンが彫り込まれてた。すっげー。
      ……ガタガタで名前すら書けないっ。でもかっこいいから許すっ。




かくて、ヘルメットを被り、ぼろぼろの机でプリントをびりびり破る、カカトがべちゃべちゃの女生徒は、
常にスッキリした表情を浮かべているのです。


☆      ☆      ☆      ☆      ☆      ☆      ☆     ☆

……はい。
如何にヘビーな状況でも、死からさえも、希望を見出して ”福と成す” ことが、
ファンタジーのフィルターを用いればポッシブルだと、パンズラビリンスは語る。


現実を正視しないこと。“別にーっ”って思うことは、たまにめちゃくちゃ大切です。
だから今、学校通うのがしんどいヒト。
アレだよ。あなたのクラスメイトは全員ツンデレなんだよ。……なんだからねっ。
残酷シーン多すぎです ★☆☆☆☆
基本的に見終わって暗い気分、消化不良、不快感を感じる作品は見たくありません。こちらを選んだのは表紙の女の子の衣装や光溢れる雰囲気からでした。が、この表紙イメージはラスト数分のみ。私にとって残ったものは残酷なシーン、痛々しい以上の恐ろしいシーンのイメージばかりで、気分が非常に落ち込みました・・・。怖いもの見たさを通り越して気分が悪いです。若い頃見たら面白いと思えたかもしれません。でも母となった現在の私にはとてもじゃないけれど受け入れられない作品です。男性の監督でしょうか?言い過ぎかもしれませんが、こんな残酷なシーンを撮ろうと思う気がしれないです。
久々に見る映画の王道の映画 ★★★★★
確かにこの映画は、悲しいし残酷だ。
戦争映画とファンタジーが同居している作品である。

ただ、映画とは真実を炙り出すものだと思う。
残酷な描写の中に、オフェリア(主人公)の現実感のないファンタジー
が交錯する。そして、人生の終焉の時、そのファンタジーと残酷な
現実の世界が交わる。そこにドラマが生まれる。そして、その最後
にファンタジーと現実の世界が交わった所で、原作者の願いや主人
公の願いや観客の願い、そういうものがほんの数十秒に全部詰まっ
ている。この衝撃こそ映画の真理だと思う。映画はある種のジャー
ナリズムなのだから。

この作品は大人の鑑賞に十分に耐えられる良質な映画だと思う。