「皇国史観アレルギー」を持っていた著者の目覚め。
★★★★☆
日本人なら誰もが知っている伊勢神宮や古事記、君が代などから長い日本の歴史を通し、世界に誇れる美しい日本を紹介している。日本人としての誇りや愛国心を揺さぶられる一冊だ。
本書の作者は、いわゆる”昭和1桁生まれ”で「皇国史観アレルギー」を抱く世代だが、還暦を過ぎてからの初の神宮参りにより、歴史が育んできた日本の美しさに心打たれたという。
”左寄り”の方は本書の題名からして中身を読むことがないと思うが、それでももし機会があるなら読んでみて、著者と同じく「コペルニクス的転回」を果たして欲しい。