この巻では６巻から続いていた仏像編が終了します。
その幕切れは非常に衝撃的です。
加藤の回想シーンには感動しました。
そして新たな登場人物、転入生和泉はＧＡＮＴＺについて何らかの情報を知っているようです。
玄野に接近してきた彼の目的とは一体・・・？

玄野以外が全員全滅するとは思わなかった　加藤たちは一応主人公だと思ったのに　以外な展開に固唾を呑んだ

この巻で、やっと千手観音を倒すのですが、なんと加藤が死んでしまいます・・・。絶対死なないと思っていただけに、衝撃が強かったです・・・。回想シーンや弟のシーンで、不覚にも泣いてしまいました・・・。個人的には、この仏像編が一番面白いと思います。

8巻は仏像編の最後から、ちび星人が登場するまでです。
仲間達の死や、謎の転入生の登場などが描かれています。
死んでしまった中学生の西がＧＡＮＴＺに関する情報をホームページで公開していた事が明らかになるなど、
主人公の周囲の環境が変化していくと思わせる伏線が張り巡らされている内容になっています。

この回で主人公以外の人達が死んでしまったのは、意外でした。
しかし、あの宇宙人が、周りの者には迷惑をかけていないのに、ということを言っていたのに対して、人間が、得体の知れないというだけで無害のものを殺してしまうということが、起きているということを感じさせられました。

しかし、そんなことを考えるのは偽善者だと、言われたら何も言い返せない気がします。などと、珍しく考え込んでしまいました。