上巻に続いて、大して面白くもなかったけど、最後まで読めばどこかにエキサイティングな事件が起こるかも・・・、と淡い期待で最後まで読みましたが、シドニィシェルダンらしくなく、残念でした。
結局、「お、これぞシドニィシェルダン」と思えたのは、キャットの死にまつわる顛末を、親友で女医仲間のペイジが追い詰めていくところだけでした。
また、ペイジの医療裁判も軽すぎます。最近、『白い巨塔』を読んだせいか、こんな簡単にひっくりかえされていいのか?という印象で、シドニィシェルダンにしては「ふうん」で終わってしまい、ほかの本で味わったような高揚はありませんでした。