わたしは本書を読みながら、親に意見を述べることを「口答え」として許されなかった子供時代に思いをはせた。いつも弟妹のお手本となる行動を要求された。今でこそ誰も信じてくれないが、いつでも遠慮して自分を抑えていた。メンターと呼ばれるよき助言者、指導者が身近にいたら、はっきり意見を述べることを奨励する環境で育ったら、自分の人生はもっと変わっていたかもしれない。今からでも遅くない。自分に自信を持ち、もっともっと強い(=優しい)人間になろう。
思春期の子どもを持つ親や教師は必見だと思いますが、普段子どもに触れない私も興味深く読めました。調査対象は思春期の子どもであっても、導き出された「自信力」は誰にでも応用できるものなんですね。