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πの歴史 (ちくま学芸文庫)

価格: ¥1,260
カテゴリ: 文庫
ブランド: 筑摩書房
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色んなπの計算方法を網羅... ★★★★★
身内でやった「πを手計算で計算する」勉強会を開くにあたって、教科書として活用する為に購入しました。
時間の制約から細かい点までを検証する事は出来ませんでしたが、各種の計算方法を比較検討するのに
とても役立ちました。

特に、ヴィエトの方法やアルキメデスの方法など幾何的な説明が充実しているので、ただ単に数式だけが
並ぶことの多いネット情報よりも、とても分かりやすいと思います!!!
(それでも、あっさりとした説明が続くので意味をしっかりと理解するのに1行で2日かかった事も...)

ブルバキは幾何を軽視して理論だけで説明しようとしていると聞きましたが、やはり素人には幾何的な
説明図が豊富な方が助かります。

#どうしてもこれ1冊では細かい点で困る事が多かったので、私は参考書として「虚数の情緒―中学生からの全方位独学法」を並行活用しました
#「π(パイ)の神秘」もいいなと思ったんですが、さらっとしすぎています...
πについて語りませんか? ★★★★★
分かりやすく読みやすい。πという、人類を魅了して止まない数字の歴史が、順を追って書かれている。それぞれの歴史段階において、大抵は算数レベルの計算を用いることで、読者自身もπを計算していくことが出来るのがいい。勿論、近・現代については無理だが。ヨーロッパでは、数字に秀でた人間を雇って計算をさせていた、などといった、時代に応じたミニ知識も身に着けられるので、お得感もある。

また、著者の歴史観、政治的態度を随所で表しているのも興味深い。著者の価値判断抜きに歴史は語れない点を隠蔽せず、むしろ積極的に表している点は好感が持てるし、巻末の解説にある著者の成育歴とあわせて読めば、納得できる部分が多い。
計算方法に感心しました。 ★★★☆☆
 高校数学の知識があれば十分理解できる内容です。古代の幾何学的な円周率の計算方法から解析学的な計算方法へ至るまでの過程が書かれており、円周率の精度を様々なアプローチで向上させていった数学者達の試行錯誤が分かり興味深いです。特にアルキメデス、ニュートン、オイラーなどのそれぞれ独創的な円周率の計算方法が解説されており、その巧みさに感動しました。また、映画「レインマン」に登場するレイモンド(兄)のように計算能力が卓越している実在した人々の逸話は大変楽しめました。ただ時々、数学史や歴史とからめた共産主義批判が書かれており、話が脱線してしまうのが残念です。
データはやや古い ★★★★☆
非常に読み応えのある、興味深い内容にみちた書であるが、いかんせん原書が30年以上まえに書かれたものであるため、最先端の数学専攻の学生等にとっては、いささかデータが古いであろう。

さりながら、一般向けの数学本としては文句のない水準に達している。高校程度の数学 (あとできれば世界史) の知識があれば、内容でつまずくこともないだろう。
数学の美しさ、素晴らしさを強く感じさせる本 ★★★★★
 数学の美しさ、素晴らしさを、感動的なまでに感じさせてくれる本である。人類が、円の円周と直径の比が一定である事に初めて気が付いたのがいつであったかは誰にも分からない。しかし、紀元前2000年には、バビロニア人とエジプト人が、その事に気付いたと、本書は、述べる。その古代の円周率から始まって、人類が、円周率にどの様に向かい合って来たかを、分かり易い言葉で語った名著である。
 本書の著者ペートル・ベックマン(Petr・Beckmann:1924−1993)氏は、プラハで生まれ、プラハ工業大学でPh.Dを取得した後、1963年からコロラド大学の電気工学教授として、アメリカに在住した人物であるが、歴史にも関心の深い人物であったと、本書のカバーには書かれてある。実際、この本は、円周率にまつわる数学史を語りながら、法制史など、数学以外の歴史に関する興味深い記述も含んで居る。−−中国の数学に関する記述なども豊かで、著者の学識の深さを感じさせられる。
 本書が、数学に関心の無い人々を含めて、多くの読者に読まれる事を期待する。