●企業を生命体として捉え、マインド志向組織にして行く事が重要。この為には、誤りを寛容に受け取り、カオスと秩序をバランスよく受けとめられる組織が重要で自己組織化できている。これに対し、まるで左手の動きを、右手がまったく理解していないような会社は、マインドを失った企業とみなされる。
●情報はインフォーマルなネットワークで共有される。
●メンバが同じ考え方でいるとマインドの欠如した状況に陥りやすい。違った考えを包含するあたらな判断基準を生むことが重要。
●未来を思い描き、そこから、現在へと時間をたどる逆向きの思考法が重要。
●従来の指揮統制型の管理スタイルを捨て、メンバー同士が互いに信頼し、尊敬し合う環境を創造する事。
●計画をたてすぎる組織は滅びる。長期経営計画の時代はすでに過ぎた。計画性と臨機応変のバランスが重要で、未来から現在を引き寄せる革新的・創造的指向が必要。
●人こそ真の財産とみなす新たな組織の時代が幕をあけた。
●会話という言葉には「反対の;converse」という語源が含まれている。これこそ会話の本質で、対立する意見を明確に述べ合う事。
●多様なメンバからなる組織は均一なものよりスタートを切るまでは時間がかかるが、そのあとはより創造的なアイデアを生み出せる。学習の早い段階で多くの誤りを犯しておけば、その後に誤りは少なく出きる。
●早い段階でカオス状態にするには、プロジェクトに関係すると思われる人を早い段階で全員参加させることが必要。
●商品の革新的改良の70%から90%が顧客のアイデアによるもの。
●提案者やそのアイデアを尊重するリーダの姿勢が重要。
●組織内の多くの支流が1本の本流を目指すように引き寄せられていく、そんな形が重要。このためには、絶えず、究極の目標を明確にしながら、個々のメンバに活動の脈絡を提示していくことに他ならない。