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進化論を拒む人々―現代カリフォルニアの創造論運動

価格: ¥2,415
カテゴリ: 単行本
ブランド: 勁草書房
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”創造科学”という不毛 ★★★★★
創造論を支持する人間を罠に嵌めるために
わざと創造論の教育をさせて社会問題にする話とかがあった
正直現場はもうこりごり('・ω・`)だという意見も。不毛だな
進化論を支持しているのは科学者をのぞけば普通の市民であり、正直どうでもよいこと
対して創造論を支持しているのは原理主義者であり超必死
すると声が大きく政治力のある原理主義者の意見が通ってしまうわけなんだろうな
日本の場合にはこんなことでは盛り上がらないし、議論して無駄な労力も消費しない
それが日本の良さでもあり、駄目さでもあるわけなのである。エセ科学に対する防御力が希薄だしね
聖書をネタに論争するアメリカと、なんとなくでエセ科学を消費する日本。どっちがましなんだろう
ちなみにアマゾンで進化論で検索すると胡散臭いビジネス書ばかりだ。それはそれで不毛
蒙昧は国ごとに。 ★★★★☆
 サブタイトルの「現代カリフォルニアの創造論運動」にあるように著者自身が、創造論運動の現場をレポートしたものである。

 著者もいうように、日本人の一般的な観念では創造論は進化論に駆逐され、過去の人々の迷妄と思われている。しかし今でも合州国の教育現場ではどちらを教えるかで両派の対立があるという。当然ながら創造論派の方が形勢不利なわけで、こう主張する人々がいる。進化論と創造論(創造科学)は理論として対等なのだから、両方とも同じ時間だけ教えるべきであると。 カリフォルニアという土地は創造論者と進化論者がほぼ拮抗しているという。であるから事件はどちらかの派のアクションにその反対派がリアクションを起こすという形で起きている。ただラディカルな(!?)進化論者が創造論を教える学校を強行に取り潰そうとして問題になる。その手続きに問題があるとしても、正しいことを無理に行うことはよいことなのだろうか?また、かの多民族国家を束ねる強力な紐帯としてのキリスト教を弱める教説は正しいものなのだろうか?余りに当然なことなのかもしれないが、二元論の一方に対して単純に軍配を上げることの難しさを感じた。