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インテリジェント・デザイン‐ID理論―ダーウィンの進化論は完全に間違っていた!!聖書原理主義の創造論でもない「第三の生命観」、ついに日本上陸!! (MU SUPER MYSTERY BOOKS)

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 学習研究社
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創造論とは違うと言うものの… ★★☆☆☆
日本人によって書かれたインテリジェント・デザイン論(以下ID)の本は本書が初めてだろうか。IDと創造論の違い、進化論と創造論の論争史、創造論裁判、聖書の記述の妥当性など、IDとは直接関係のない(はずの)話題が何度も繰り返される、やや冗長な内容である。

著者はIDと創造論は異なると主張し、その根拠にはIDが統計学的なアプローチを用いていることを挙げている。統計学的なアプローチとは何か?要するに「複雑な生命が一夜にしてできあがるなど、統計的にありえない」という、ペイリーの自然神学以来お約束の創造論の主張である。しかも、この「統計学」が生命の起源の説明にではなく、進化論への疑義のために用いられているのは興味深いことだ。もう一つの根拠は、IDは創造主をキリスト教の神と特定しないことだが、そのわりにはキリスト教創造論の話題が本書の相当な部分を占めている。

結局のところ本書は、生命に関して何か具体的な、新しい説明を行っているわけではない。創造論の社会政治的な運動史の解説と、進化論への疑義の表明を繰り返しているだけである。進化論への疑いも、実際の生物の例ではなくたとえ話が根拠に用いられているだけである。生化学が生命の起源の(一夜にしての誕生ではなく)漸進的な誕生を説明し(武村政春著 「DNA誕生の謎に迫る!」)、進化生物学が生命の歴史と多様性に具体的な説明を与えられる(ジェリー・コイン著 「進化のなぜを解明する」)のとは全く正反対である。
これから大衆の話題へと発展してほしい ★★★★★
本全体が、どちらかというと学術的な内容なので、ごく一般の読者にとっては、気楽に読めるものではないと思いますが、このようなものが学術的な議論からスタートするのは「進化論」と対峙するので当り前のことではあるものの、やがては大衆の話題となるような方向へ発展していくことを願いつつ、宗教的な「信じる、信じない」というとらえ方しかしない人たちもオープンな気持ちで考えるようになってほしいと思いました。

理論としては、画期的なこととして本の売り文句にされていますが、もっと庶民的な感覚でも、多くの人は、なんらかの知性もしくは神さまがこの生命のデザインをしたのではないかと感じているように私は思いますので、そういう自然な感覚と理論がいつかはスムーズに分かりやすく結びつけばいいと願う気持ちになりました。
反進化論だけではつまらない ★★★☆☆
 人類でさえ偶然の結果進化したにすぎず、
地球に生息するほかの種と比べてなんら優位性はない。
人間は哺乳類の一部にすぎず、命の価値もさほど変わらない。
 とする進化論に対して、
ID理論は「人知を超える何か」を
リバース・エンジニアリングの手法で証明しようとする。
生命は自然に誕生したのか、それとも何か意図があったのか?
神学論的な論争にも発展する、マジヤバイ 理論です。