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ご臨終メディア ―質問しないマスコミと一人で考えない日本人 (集英社新書)

価格: ¥714
カテゴリ: 新書
ブランド: 集英社
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日本のジャーナリズムは死んだ。 ★★★★★
間違いはあったが、対談の内容は素晴らしい!

他のレビューに口出しするのは難ではあるが…言わせて下さい。
間違いがあっただけで、全否定する事はないでしょう!
タイトルどおりにメディアに対する批評をメインに持ってきてほしい ★★★☆☆
新書にはタイトルと新書に乖離のあるものが結構多かったりする。
そのうちの一冊のようだ。

もちろん、メディアに対する批評などはあるのだが、それを口火とした権力に対する愚痴が多すぎる。
意見のいくつかは同意見のものがあるのだが、私がこの本を読もうと思ったのはメディアに対する批評を読みたかっただけだ。
どちらよりでも結構だが、イデオロギーについて読みたければそれを読む。

森氏のイデオロギーについてはともかく、映像作品のいくつかはすきだっただけに期待はしていたのだが。
警察権力の怖さを感じる ★★★★☆
この対談を読んだ感想はメディアよりも警察権力に対する恐怖を感じたことであった。パチンコの景品交換に関しては自分たちの利権を守るために明らかに違法でありながら黙認する一方で、オウム事件の捜査では通常では取り締まらないような、軽犯罪法や道路交通法を適用して教団の幹部を逮捕したのはその当時報道を見ていて確かに異常には感じた。しかし、本書ではさらに警察の違法逮捕が繰り返され、それをマスコミは現場を見ていても黙認したとされるが、何故なのであろうか。
また信者の住民登録を拒否する自治体の問題も当時、違和感を感じたが、立派な憲法違反である。オウム事件はたしかに異常な事件ではあったが、日本は法治国家ではなかったのか。
警察の裁量による違法な権力の行使が公然と行われ、マスコミも弁護士会も動かないとなると、この国には法の精神と保障はないのかと愕然とする。
「考える人」とは・・・ ★★★★★
デイモン・ラニアンの一説・・・「ほとんどすべての調教師は、馬が物を考えることはありうる、と思っているようだ。ある調教師によれば、物を考える競走馬の割合は1000頭に1頭で、これは物を考える人間の割合とほぼ同じだとのことだ。」・・・

この本を読んでみて、すぐに思い出したのがこのフレーズだ。私はこのフレーズを読んだ瞬間、ニヤッと笑い「いや、自分は<1000人に1人>のほうだ」、などと勝手に思っていい気になっていたものだ。反省しよう。私は<1000人に999人>のグループでした。はい。すいません。

実際、この本を読むと、「考える」というのがどういうことなのか、とてもよくわかる。普段、漠然と分かったような気になっていること、知ったような気になっていることが、実はとんでもないフィルターを通された情報から形成されたものでしかなく、そこに居心地のいい自分を置き、勝手に安住していただけなのだとわかる。それは罪なことだとまでは思わない、という考えもあるけれど、この本を読むと大衆の中に浸かって何も気付かないことは、やはり問題だと思う。社会的な事について、何かを発言したり、自分の心情を吐露したりするときに、はたしてそのバックボーンにある知のフィールドがいかに脆弱なものであるのか、その認知が現在では欠落していることが多いし、言われてみると、最近そういう欠落が、まるで多くの人の前提共通認識のようになってきてしまっているようだ。これはまずい。私もこの本を読んで、とてもいい機会をもらったと思うので、自分の中で結論を出してしまった多くのことについて、もっともっと考えてみようと思った。どれくらいできるのかわからないけれど、そういう人が増えることがとても大事だ。

みなさんもこの本を読んで<1000人に1人>に近づきましょう!
メディアにかかわる人は読んでみるといい。もう少し二人の議論が白熱すると良かったかも。 ★★★☆☆
メディア自身と、それに関わる人間と、それを見て楽しむ?一般大衆に対する、両氏の考えが対談形式で読むことのできる本。
森達也氏の本はこれまで読んだことがないが、面白そうな人だと感じた。
対談なのだが、お互いの会話で盛り上がり、どんどん思考が進化していくという感じはなかった。
それぞれの考えを発表しあっている感じ。
それもあり、自分は読み返すことはないと思う。
とはいえ、一気に読めてしまう面白い本ではあるので、メディアにかかわる人は読んでみてもいいと思う。
この本をきっかけとして、森達也氏の本は読んでみようと思った。