どんなことがあってもマルティナが一番です。ハイ!
★★★★★
アメリカで音楽を聴くということは車を運転するということで、如何に気持ちよく運転できる音楽を探すことが重要です。信号も渋滞もない郊外のフリーウェイはともかく、朝夕のラッシュ時の運転はイライラするものです。そんな時、このマルティナのような張りのある強いソプラノ調の歌声がポップ・カントリーにぴったりで、とても一日がスッキリすることがある。
この4作目にあたる1997年リリース『Evolution』は、おそらく彼女の最高傑作のひとつとなるのではないでしょうか? 私としては2003年リリース『MARTINA』に次ぐお気に入りのアルバムです。
アルバム自体はビルボード100では最高17位まで上がり、カントリー部門では4位となったトリプル・プラチナ・アルバムです。
また、シングルとしては14曲のうち、なんと5曲がカントリー部門トップ10に入る快挙となった。その中でも“A Broken Wing”“Wrong Again”の2曲は第1位となったとは驚きです。
ジム・ブリックマンとのデュエット曲“Valentine”は誰もが一度は聞いたことがある美しいバラードです。
日本ではあまり人気のないマルティナですが何故ですかね? 少なくとも彼女に回り逢えた方はとてもラッキーで「おめでとう!」と賞賛したいです。良かったですね。
本人7歳のライブ録音付
★★★☆☆
アメリカの人気女性カントリー歌手Martina McBrideの1997年の通算4枚目のアルバム。このアルバムで驚かされるのは、最初のトラックに本人が7歳のときにカセットテープにライブ録音されたという”I’m Little But I’m Loud”が入っていることだ。「私は小さいが声はデカイ」。なるほど。このびっくりのトラックを除けば、このアルバムは私にとってはちょっとイマイチ。楽しめる曲がちょっと少ない。Martinaのアルバムはどれも水準以上で楽しめるのだけれど、このアルバムを買おうかどうか迷っている人には、買ってもいいけどMartinaのアルバムは他にもいいのがあるから後回しでもいいかも、と言おう。
CCM方面からも多彩なゲストを迎え、ヴォーカリストとしての実力を存分に発揮した傑作!!
★★★★★
個人的には今作からその名を知ることになった、大好きなアルバムであるマルティナの4作目。多彩なゲスト陣、作曲家陣を迎え、彼女のヴォーカリストとしての実力を十二分に味わえる作品である。
2曲目Happy girlは、ベス・ニールセン・チャップマンが自身の作品Sand and waterに収録しているもののカバー。こちらの方が、より軽快に仕上がっている。張り上げたヴォーカルの良さが心地よくて、たまらないほど実力の程を発揮している3曲目Be that wayや6曲目Keeping my distance。しっとりしたバラードWrong again(5曲目)。
11曲目のSome say I'm runningでは、珍しくマイケル・W・スミスが現在ではCCMではソングライター、プロデューサーとして重要な役割を果たすブレント・ブルジョワと共作でカントリー方面に楽曲提供している。
12曲目のHere in my heartは、スーザン・アシュトンのカバー。そのスーザン自身もバックグラウンドヴォーカルで参加。
これまた個人的に大フェイヴァリットの曲であるOne day you will。最後の曲Valentineは、これでその名を徐々に知らしめることになったジム・ブリックマンによるロマンティックなナンバーなど名曲、佳曲が粒揃いでセールス的にも内容的にも素晴らしいものとなった傑作!!