最強の組織を実践する教科書
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まさに最強の組織を作るための本です。
成果ではなく行動に焦点を当てている、行動科学やモチベーション理論で納得性が高い。
話し合い、をいかに本気で、自律的に行うかという事は、
リッツカールトンホテルなど、多くの変化をもたらす事がよくわかります。
それを行っていくための方法を12個のステップで紹介しています。
会話、対話、議論、省察という4つのポイントがあり、これらを強化するだけで
組織力がついてくる。そのために何をすればいいのかの考え方も同書にはあり、
実践に非常に移しやすい内容となっていておすすめです。
組織を活性化できない企業の社員に読んで欲しい書籍です
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はっきり言って、この本は私のようなプロのコンサルタントからみればとんでもない本である。
こんな大事なノウハウをここまで詳細かつ具体的に書かれてしまうと、手品師がテレビでどんどん奇術のネタばらしを公開しているようなものだからである。
それだけに、企業内で組織をなんとか元気にしたい人にはまたとない本だと言えそうだ。これをテキストに社内勉強会を開催し、キーマンに本書に記載されている様々なノウハウを発信し続ければ、風土改革は徐々にだが間違いなく進んでいくであろう。
私個人としては、中小企業の経営者や経営幹部向けの研修会で是非テキストにしたい本である。その理由は、現場とどのようにコミュニケーションすれば改善活動を進めることができるのか細かなポイントまで書いてあり、いわば組織活性化の「勝利の方程式」を訴えやすいからだ。
いかにチームを成長させるのかの実践書
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著者の堀先生と初めて出会ったのは7年ほど前の某非営利団体でのファシリテーション講座。
小さなお子さん連れのママ達が聴衆で、その中での講義とワークショップです。
講義中は、小さな子供達が泣き出したり、騒ぎ出したりの連続、先生は、そんな環境でも、一切動揺せず、その事を受け入れスムーズに対処しながら講義・ワークショップを進めていきます。
当時ファシリテーション協会が立ち上がって間もない頃で、講義の最後では協会会員募集の案内がありました。当時の会長であった堀先生は、その後も多数の書籍執筆、それとともにファシリテーション協会は大きな団体に成長します。
本書はチーム運営を任されたとき、どのようにチームを成長させていくのか具体的なファシリテーション方法をステップバイステップで描いています。
激変する今のビジネス環境は、まるで小さな子供が泣き出したり騒いだりするような予期せぬ事が度々起こります。このような環境の中いかにしてチームを育てていくのか。
本書は著者の豊富な実践経験をふまえ、わかりやすく書かかれています。
フカフカの土
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フカフカの土ってどんな土ですか?転んでも怪我をしない安全な場所。キャーキャー騒いでも怒られない場所。
人工芝と違った見た目は明るくはないけど、体には非常に良いところ。
おいしい新鮮な食物がたくさん育つところ。そんなところを作るために本書はうまれてきた。
だれも、ものを言えず、黙っている場所?反対意見を言ったり、自由な話をしようとしたらとめられたり。
見た目だけはすっきりしているが、もやもや感がたくさんあったり、安全と思ったら思いのほか固かった!というような
話し合いの場に出会うことは少なくないはずである。
そんな場を少しでも変えたいと思う人は本書を手にとり、少しでもいいからチャレンジしてみましょう。
単なるスキルをちりばめただけの書籍ではない、ちまたにあふれているどれも同じ、
ハウツー本でもない。
読んでいくうちに、自分のリーダーシップについても気づきが得られるはずである。