シャコンヌと弦楽版「愛の喜び」「悲しみ」が凄く素敵!
★★★★★
千住さんのアルバムの最初は「ドルチェ」でした。
音の隅々まで凄く丁寧に演奏され、とても綺麗な音色に感激しました。
このアルバムでは、「四季」も音が澄み渡り、バックのアンサンブルが千住さんのソロを引き立てとても素敵なのですが、私としては、初めて聴いたシャコンヌが最高でした。
哀愁のこもったメロディー、強い部分と弱い部分のメリハリ、これもアンサンブルとソロの掛け合いというか、うまくいえないけど、ソロが凄く綺麗に響いています。
何回聴いてもうっとりします。
そして、もう1つ気に入ったのは、「愛の悲しみ」「愛の喜び」のバックがピアノでなく弦楽版であることです。昔からピアノ伴奏だと何か安っぽく聞こえるなあ、と思っていました。
色々な方も演奏されているし、正直千住さんでもピアノ版だったら買わなかったと思います。
何かとても落ち着いた感じの2曲になっています。
素晴らしい「四季」に更に素晴らしいプレゼントが3つついた様なお得なアルバムだと思います。
いい音してますね〜
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昨年、生の音を聞いて鳥肌がたったのを思い出しました。いい弾き手に、いいヴァイオリン。今度はN響のメンバーとの共演、
聞いていて飽きません。さすがです
根底に卑しさと嫌味が流れるCD
★☆☆☆☆
お金持ちの娘で、幼いときからヴァイオリンを弾いているからなんとか様になっているといった演奏です。自らの才能不足を隠すために超高価な古いヴァイオリンを手にいれ、自分を欺き、他人も欺いて生きてる演奏家の音楽です。購入する価値はありません。 過去に録音されたCDのほうをお薦めします。 騙されないように注意してください。
千住明氏編曲のシャコンヌだけでも聴く価値があると思います
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取り分け千住明氏編曲のヴィターリ(1663-1745)のシャコンヌに強く魅かれました。
凡そ300年前のイタリアの曲でありながら、千住明さんに新しい息吹(力)を吹き込まれた曲はどこかしら日本的な悲しみを背負った空気が漂い、溢れんばかりの情感をストラディバリウス・デュランティが見事に歌い上げています。
日本の著名な作曲家である千住明さんは特別な時にしか自分の曲の演奏を妹の真理子さんに頼まないと仰っていますが、今回は真理子さんがお兄さんの力(編曲)を必要とされ、それが素晴らしい芸術(曲と演奏)に結実しています。
2006年にサントリーホールで初めて千住さんが奏でる三枝成彰氏編の日本人の曲を聴いた時、心が打たれて暫く涙を止めることが出来ませんでしたが、このシャコンヌを初めて聴いた時、我知らず涙が零れていました。
定番なのにとっても新鮮
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千住真理子さんがかつてからのレパトリーだった四季をデュランティとの共演で再録されました。デュランティ以降にファンとなった身には何とも嬉しい一枚です。
オーケストラでもなくピアノでもなく室内楽メンバーとの録音もロマン派のヴィヴァルディの四季にはとっても相応しいように思われます。
華美になりすぎず音の深みと広がりも十分な演奏に大満足。
千住明氏による編曲のヴィタリのシャコンヌもこれまでにない開放的イメージでとっても新鮮でした。
どの曲もどこかで耳にしたことのある旋律でクラシックファンならずとも、是非聴いていただきたいお勧めの一枚です。