小曲集
★★★★☆
口笛小曲集というタイトルが、とてもよく似合っていると思います。過去の作品が、このような短編集という形で発売されることは嬉しいです。「コーヒーもう一杯」もオススメします。
定番
★★★★★
CDは数えたことはないけど1000枚以上はあると思います。洋楽、邦楽、ロックやジャズ、歌謡曲までジャンルを問わず収まっています。最近は、その中から手にとり、聴く作品が限られているように思います。定番、と言うやつです。気分転換に定番を外れることもありますが、気づけばまたその作品を手にしてるのです。私の定番となっているのは、リラックスできて、ノスタルジックで、様々に想いを巡らせることができ、余韻に浸れる作品が多い気がします。年をとったのか、人生に疲れているのか…。でもやはり「好きだから」が最大の理由なのでしょう。 本棚の中においても同じ展開がなされています。山川先生の『口笛小曲集』。発売されて年月は経ってきませんが、そこに先生の年月がつまっています。温かく、せつない音色です。既に『コーヒーもう一杯』と共に私の定番となっています。
雰囲気に惹かれます
★★★★★
作者さんのことは全く知らずに表紙絵のタッチだけで手に取りました。
けれど、勘は間違ってなかった!
ストーリー自体は楽しさというよりも寂しさや侘しさの要素が多く、淡々と進んでいきます。
しかし淡々とは言っても決して心に残らないわけではありません。
また、mr さんも先に述べられていますが、読後の余韻はほんのり気持ち良いです。
寂しげなストーリーでもどこか心が暖まる感じですね。
雰囲気や世界観が良く、家族など大切な人に薦めたくなる素晴らしい作品です。
就寝前に読めば、落ち着いて良い夢が見れそう…
余韻を楽しむ作品
★★★★☆
ディフォルメされた絵が、切ないストーリーを重くさせず
絶妙のバランスだと思います。
読んだ後には自分と自分の周りの人を
大切にしたくなります。
山川先生の個性的な世界を堪能あれ!
★★★★★
集 」 「コーヒーもう一杯」と同時発売の短編集で、同人時代も含め過去15年間に発表された作品の中から、山川直人先生が選んだ13作が収録されています。
作品には山川先生の「やさしい気持ち」や「切ない気持ち」が滲み出ていて、読者をほんわかと温かい気持ちにさせるでしょう。
この気持ちは、個性的な山川先生の「絵」だからこそ、感じることの出来るものだと思います。
本作と同じストーリーをマンガ以外の表現媒体で鑑賞したとしても、このような気持ちにはなれないでしょう。
アニメ化、ドラマ化される作品とは対極にある山川先生の作品は、マンガの一つの到達点に近づいているのではないでしょうか。