タイトルは４つの気質について書いてるようにみえますが、内容は目次でみると
　実際的な思考方法
　人間の四つの気質
　心身を元気にする七つの方法
　なぜ服を着るか
　何を食べるとよいか
　知恵と健康
　心魂の調和を築く五つの方法
　人体のリズム
　人生設計
　運命にどう向き合うか
となっており、気質についての項目はわずかです。
しかし、実際的な思考方法、心身を元気にする七つの方法、の講演は特に有名ということもあり、実際日常生活を送るうえで本当は気付くべき大切なことが多く書かれています。非常に示唆に富む良い内容でした。この本のタイトルだけで判断するのはもったいないと思います。
自己啓発本的なところあり、健康にいきるために注意することあり、霊的修行をする場合に必ず行わなければいけないこと（おそらくまちがった方向にいかないため）あり、人間が成長を目指す場合の指摘ありと興味深い内容ばかりで、シュタイナーの本にしてはあっという間に読んでしまいました。シュタイナーを身近に感じることのできる１冊でした。

シュタイナー関係の本は難解なものが多いですが、これは初めて読む人にも分かりやすく書かれていると思います。表題の４つの気質意外にも、物忘れをなくす方法、人生設計、肉食と菜食についてなど、実際の生活に取り入れやすい内容が紹介されています。さらっと読んでも面白い一冊だと思います。