インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

[現代語抄訳]言志四録

価格: ¥1,260
カテゴリ: 単行本
ブランド: PHP研究所
Amazon.co.jpで確認
さらさらっと読める一冊 ★★★☆☆
本文の編訳の表現の仕方でちょこちょこ
「いまどきの人は・・・」「若者とはこうあるべきだ」
といった文章が出てきた。
そういう本だから仕方ないのかもしれないが、
和訳者の色がつきすぎている気もしました。
襟を正して ★★★★★
毎日ばたばたと忙しく、あれもこれもと欲張って仕事を抱えていたわたしは、この本を読んでが〜んと頭を殴られた気がした。

物事を処理する場合、まず考えておかなければならないことは、「仕上がり」(完成図)を予測して臨むことである。そうでないと、舵のない船で漕ぎ出したり、的のないところに矢を射るような愚行となる。

そうだった、そうだった。最後はどうなるべきなのか、を忘れていた。仕上がりを念頭におくと、ほんとうに必要なものと必要でないものが区別できそうな気がする。不必要なことばかりして、必要なことをしていないのではないか。

毎日忙しく暮らしている現代人に読んでほしい英知の本。
マネジメント教材に良いんじゃないでしょうか ★★★★☆
リーダーの教科書ということであるが、人の上に立つものの心構えとか基本姿勢とか、そんな切り口から捉えていけばマネジメント研修の教材などに使えて良いのではないか。ただ、同じ趣旨のことを繰り返し述べている部分もあるので、後半はちょっとしんどいなというのが本音。まあ、この類の本は奥が深いので、下手に分かった気分になるよりも、特に晩録以降は著者と同じ年齢になって頷ける点があればよいかと。
言志四録のエキスが凝縮されています ★★★★★
座右の書というのはありがたい存在ですが、読み手の力量を問うものでもあり、なかなか良書を味読する境地というのは得難いものです。

私にとって言志四録もそのような書物の一つでした。すごく興味もありあこがれもありながら、敷居の高さのようなものを感じていました。しかし、この本によって一歩近付くことができたように思います。こんなにいい言葉が網羅されていたのか!との思いで、一気に読んでしまいました。

今度は全訳版にも挑戦してみたいです。

私のイメージでは菜根譚はすごくユル〜イ感じで、やさしく癒してくれそうな本であるのに対し、言志四録は幕末の志士のような気力を要求してくるような、過激な本であるという認識でしたが、今は必ずしもそうではないかなって、思っています。リーダーとか役職者だけでなく、普通一般人が生活していく上でも貴重な教えが一杯ですので、一度手にとってみられることをお勧めいたします。


古典に学んで己を知る。 ★★★★☆
自分をみつめるうえでは、外面の批判や改善はおこなえても、内面の批判というのはなかなかむつかしい。
飾ることよりも、行動や習慣よりも、もっと根本をみることを日常生活で体験する機会は少ないのかもしれない。他人様や社会へと転嫁することなく、もしもほんとうに自分自身を反省するにはどうすればよいか、あれこれと探すとき、本書は参考になる。

本書では、儒教や周易から引用された語彙や考え方が多数散見されることから、
当時の手本とされた書物はなんなのか、
現代とは異なるところに当時の人たちの根本の重点があったのだろうと、
執筆当時の精神的背景がうかがえる。

西洋に関する記述もごく一部にみられたことから、
鎖国時代にどのように西洋をとらえていたのか、推測するヒントにもなる。
もっともどの程度、西洋としての理解をなしえていたのか、本書で知りえぬが。

本書は、原本の漢文からの書き下し文と、注釈までとなっており、
現代語訳でないため、わたしの力で現代語の意味が不明のままな部分もある。
このため、必要に応じて現代語訳での理解も行いたい衝動にもかられたが、
現代語訳における誤差を避けたいがため、
できるだけ当時のことばでストレートに読み知ることもむだではないと思った。

2008.02.25