真宗・門徒の基礎知識を丁寧に解説してくれています
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一門徒として「門徒もの知らされ帳」と読み替えましょう。
上巻は50項目の質問に応えてくれています。基本的なことですから、知っている人には何でもないことでしょうが、私のように不案内な者には、このような基礎的知識から丁寧に、分かり易く解説していただいていて、有り難いことです。
「お経」とは何か?・・・お経は釈尊の尊いお説法です。
「吉凶」になぜとらわれないか?・・・真宗の門徒は、決して占いや運勢判断、日の吉凶など問題にしません。それが、親鸞聖人以来の力強い門徒の生き方です。
「悪人正機」の本当の意味は?・・・真宗で言う「悪人」とは、例えば今日の刑法に問われる罪を犯した犯罪者を指すのではありません。往生のために何ひとつ「善」をなすことができず、地獄へ落ちるタネばかりつくっている自分自身のことにほかなりません。
このような分かり易く、納得のいく解説が丁寧に施されていて、抵抗なく読める内容になっているように思います。手元に置いてゆっくり読ませてもらっています。