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恐怖なしに生きる

価格: ¥2,100
カテゴリ: 単行本
ブランド: 平河出版社
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恐怖とは何か ★★★★★
 クリシュナムルティの膨大な談話記録の
中から、「怖れ」というテーマで編集された一冊です。
 具体的な例も多く、比較的読みやすいように思います。
 以下は印象に残った一カ所と、私なりの要約です。
 
 「私は妻が怖い」という男性がいます。
 どうすれば問題が解決されるでしょう。
 彼は彼女が言動で自分を傷つけるイメージをもっていて、
それは、現実的(リアリティ)というより、
過去の経験から来る空想上の関係のようです。
 その否定的なイメージを手放す中に、
彼女との真実の関係が現れます。
(イメージを肯定的なものに変えてしまう技法もありそうですが、
本書には具体的な方法論は記してありません)


 恐怖とは時間です、恐怖とは時間と思考の動きです…
 思考(言葉、その連想、イメージ)が恐怖の原因、だから、
恐怖と自分とを同一視することをやめます。恐怖(思考)は
自分ではない。では自分とは…
 明日(時間)がなければ恐怖も快楽(この二者はコインの裏表)も存在しない。
 
 私は夜、夢の中でしばしば恐怖を体験します。しかし、
昼間、目覚めている時でも、同じようなことをしているようです。
 恐怖は自分自身が作り出している幻影なのかもしれません。

 クリシュナムルティを初めて読まれる人にも
彼の教えの導入としておすすめさせていただきます。
恐怖なしに生きる ★★★★★
「クリシュナムルティ」の存在を知ってから、私にとっての第一冊目がこの本です。宗教がもし救済であるなら、彼は救いの手を出すのではなく真っ向から自分を見つめよ、とメッセージを投げかける「知」の塊です。もっと深く彼の「知」について知りたくなる一冊でもありました。
『記憶』『思考』そのものが恐怖である ★★★★★
本来「常に新鮮な経験」しかない世界を言葉によりシンボル化し始めた瞬間、すべての言葉が『記憶』を作り、そして恐怖は自分の言葉=思考より生まれる。心が自動生成する『言葉の洪水』から離れる=心の声を止め、無意識に委ねることで無意識が心を開放する、という内容です。この本は読んで知識としてためになるのではなく、読み終え、本を閉じ、何にもしがみつかず、自分の心の声を止める「無意識」を発動させる実践のみがためになります。このレビューさえ「文字」であることに気付き、一切の言葉を忘れ、実践する人に安らぎが訪れることを願います。
見る者が見られる者であり恐怖である。 ★★★★★
恐怖は快感、欲望とコインの裏表にあり、共に時間と思考により生まれる。恐怖の全体を木にたとえるなら、個々の恐怖を克服しようと枝葉を切り落とすのではなく、木全体、その根(時間=思考)まで、分析(思考)をするのではなく、ただ見る。恐怖は終わり、自由な人間となる。深淵な教え。訳者が娘さんの喪失と恐怖を綴るあとがきが切ない。
恐怖なしに生きる ★★★★★
人々は常に実に多くの恐怖・不安に縛られて生きています。死への恐怖、愛されない事への恐怖、孤独や苦痛。恐怖あるところに愛、思いやりはなく、人は恐怖を排除し自由に生きられるのか?という問に対し、逃避は決して恐怖を消し去らず、恐怖の原因を探求し発見した瞬間に恐怖は排除されるとゆうすばらしい一冊です。