音大出でも声楽をきちんとやっているわけでもないので、実際に発声されている音を耳にしないとピンと来づらい描写が多く、理屈はわかったけれども、で、実際の音(声)は？という疑問が残ってしまいました。
理論的に、かつ丹念に書かれているので読み物としては興味深く読めたのですが、いざでは自分がその発声をこの本だけで出来ますか、と言われると私では出来ないと思います。
その点から言えばきちんと勉強なさっている方向けなのだろうと思われますので、購入される際にはその点をご注意いただいた方がよい本かと思います。

必死に発声をきっちりやりたくてジャンルは違うけど、クラッシックの先生について学んでいるのですが、ベルカントのほーが良さそうと思い、自分で調べてみたくて値段は高いけど評価が高かったので買ってみましたが、私にはなんの話かわからなかったです…。実践的な記述はなく、ベルカントの発声の在り方やメカニズムとは…という基本を知りたかったのですが、専門的な話なのか、むづかしすぎて、なんの本かわからなかったです。音大とかできちんとやってる人には これを読んでも意味があるものになるのかも知れないですが…f^_^; 以前ベルカントのボイストレーナーさんのHPを検索して見た時の方が ベルカントの身体の使い方とかが理論上わかりました。その世界を知らない人間にはマニアっくすぎって感じなのかもです。

アカデミックな場でも、野蛮な発声法が未だにまかり通っている日本の現状の中で、論理的に発声法の理論を展開する本書は非常に貴重な存在です。
声楽を教える方、これから声楽家を志す方、はたまたロックやポピュラー音楽の歌手を目指す方、声を出すことを職業とする人間の必読の書といえるでしょう。
この理論を深く研究し、多くの歌手を育ててこられた翻訳者の指導を受けることも併せてお勧めします。

今の日本の間違った発声を変えてくれる本です。
この本に出会えて本当に良かったです！
でも、なんでこの本が歌う人達に知られいないのかが不思議です。
もっともっとひろまれば日本人の歌声も随分変わると思います。

最初の方はむずかしいかなと思いましたが、結構分かりやすかったです。
歌う人にとってバイブルになる本です。
まさに今の日本の間違った発声法を変えてくれるものです。
もっとこの本がひろまれば、日本人も歌がうまくなると思います。
この本に出会えてよかったです。
この本の事を知っている先生にボイストレーニングを受けてみたいと思いました。