次の一冊に迷ったら
★★★★★
中国古典は、「論語」「孟子」「老子」「荀子」など種類が多い。
どれも素晴らしく、現在人が学ばなければいけないことの宝庫だとは思うが、多すぎて迷うということもある。
そんなときにお勧めしたのが本書である。
本書は「老子」「荘子」「韓非子」など十二の中国古典から一篇あたり十五のの言葉が厳選されている。
なので迷った時にこれを読んでみれば「この考え方は素晴らしい。もっとこれを深く知りたい」と思うはずだ。
私も本書を読み「論語」の素晴らしさを再確認したので近いうちに論語の本を読んでみたいと思う。
中国古典は学びの宝庫である。本書を読んでそう再確認させられた。
この本を読めばきっと同じ感想を持つことだろう。
《矛盾》を受け入れる。
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中国古典を学ぶ最大の秘訣は、《矛盾を、そのまま受け入れる》ことにあると思う。例えば、兵法書と老荘思想と儒教は、明らかに矛盾している。でも、それをそのまま受け入れることが、大切である。例えば、《善は急げ》と《急がば回れ》は、明らかに矛盾しているが、両方とも真実であり、その時の状況に合わせて自己判断すべき問題だと思う。中国古典もそれと同じで、矛盾する教えを、状況に合わせていかに使いこなすが、大切である。そういう意味で、本書はバランスの取れた、最良の中国古典入門だと思います。
人生の参考書
★★★★★
中国の古典、老子、荘子、孫子、韓非子、論語、孟子、じゅん子、菜根譚、戦国策、史記、三国誌、などからとった人生哲学がまとめられています。先人の知恵から学ぶところは多いと思います。一話完結方式なので、ちょっとずつ読むのに適した本です。日本人の精神の構築に影響している中国古典に触れて、再確認するのも大切なことのように改めて思いました。
一日一話は嘘である
★★★★☆
おもしろく一日で読み終わってしまう。
一日一話ではなく、一日一冊である。
作者のたとえもわかりやすい。
逆に言えば、それが物足りなさを生み出
している感もある。
同じ本を何冊も購入するのは馬鹿みたい
であるが、一回読んだだけで理解できる
人もいないでしょうし、覚えることも出
来ないでしょう。
一日一冊毎日続けていたら覚えること間
違いなし。
あとは、応用するだけである。
もっとも、覚えるよりも応用が一番大変
である。
一回で覚える人または、理解できる人も
自慢は出来ない、応用が出来なければ無
駄だからである。
数冊の古典を1冊にまとめた本では物足り
ない。
実学
★★★★★
著者曰く、「‘これは’という人物は、必ずといっていいほど中国古典を読んでいる」のだそうです。
そして、役に立つ実学書といっても、即効性があるわけではなく、漢方薬のような物だと言及されています。効くには時間がかかるそうで。あくまで、原理原則。
全12章の構成。一章ごとに15のお話を展開されています。
難しい漢字には、読み仮名がついています。1ページに一話ずつ無駄なく書かれています。
私の個人的な感想で恐縮ですが、中国古典は小手先の処世術を享受するものではなく、物事を全体的に見る視野を養う本だと思いました。
状態がと良い。1冊でも送料無料。素晴ら…
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状態がと良い。1冊でも送料無料。素晴らしいです。