マルコ=ポーロなどのヨーロッパ関連の記述が多いところなどが特徴でしょう。つまり、その反面、元寇の記述などは少なめでしょう。日本のモンゴル研究書と比べて読むと効果的だと思われます。監修者が日本のモンゴル史研究で代表的な杉山氏ということで、杉山史観が中心になっている感じです。好き嫌いが分かれるところでしょうから、
杉山流モンゴル史だということを確認しておいた方がいいでしょう。