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チンギス・カンとモンゴル帝国 (「知の再発見」双書)

価格: ¥1,512
カテゴリ: 単行本
ブランド: 創元社
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チンギスカンとモンゴル帝国 (「知の再発見」双書) [単行本] [Oct 01, 2003] ジャン=ポール ルー、 正明, 杉山、 Roux,Jean‐...
チンギスカンとモンゴル帝国 (「知の再発見」双書) [単行本] [Oct 01, 2003] ジャン=ポール ルー、 正明, 杉山、 Roux,Jean‐...
満足せず ★★☆☆☆
本書は、モンゴル史を概観し述べたものである。つまり、「モンゴル」の始まりから、チンギス・カン、クビライなどの時代を経て、分裂したウルスの崩壊までが非常に簡潔に記述がなされている。

モンゴル史で著名な杉山正明氏の監修だと言うので読んでみたが、その内容は薄かったと言わざるを得ない。

杉山氏によると原著者は、イスラム美術に造詣が深いようで、そのためか美術や建築に関する記述が目立つ。絵や写真もあり分かりやすい。

しかし、モンゴルと日本、または南宋と言った東との関係がほとんど書かれていないので満足出来なかった(文永・弘安の役の記述はなし)。年表や地図はあるが、一つずつでは、図版の充実度に比べると少ないように感じられる。

杉山氏が「西欧人史家によるモンゴル帝国史像であり、西欧人史家の目線がどういうものか、わかりやすく示されている」と言うように、違う視点からの一考察と捉えられれば、面白くなくはない。

巻末にある参考文献一覧は、モンゴル史を更に詳しく知るための助けになるので、ここの部分は良いと思われる。
杉山氏監修の欧風モンゴル史 ★★★★☆
「知の再発見」シリーズの例にもれず、フランスの翻訳本です。
最近の欧米のモンゴル史研究を知りたい方にお勧めです。
ビジュアル部分が充実しているのはもちろんです。
日本~中国~ヨーロッパの絵画から文物まで様々なものが収録されています。
チンギス=ハンの一代記にとどまらず、その後の元朝や諸ハン国の盛衰まで
記されています。

マルコ=ポーロなどのヨーロッパ関連の記述が多いところなどが特徴でしょう。
つまり、その反面、元寇の記述などは少なめでしょう。
日本のモンゴル研究書と比べて読むと効果的だと思われます。
監修者が日本のモンゴル史研究で代表的な杉山氏ということで、
杉山史観が中心になっている感じです。
好き嫌いが分かれるところでしょうから、

杉山流モンゴル史だということを確認しておいた方がいいでしょう。