四季毎に彩られた、何処かで観て感じた、懐かしい言葉と風景の写真。どの季節もそのまま体に染み渡っていきます。
　読むというよりは、五感で感じて景色でも観るように眺めるといった感じでしょうか。疲れてしまった日常の息をつける一時にお勧めです。
　私は冬の章がお気に入り。白一面の風景の中の光の眩しさ、凛とした言葉の中の春を待つ優しさが好きです。

日本の風情ある言葉...
微妙な四季の移ろいとともに存在する忘れられつつある言葉とその意味を，その背景にある風景の写真とともに綴られた本です。
四季折々...何気ない風景が絵となった風情ある自然写真が，言葉綴りにマッチして語りかける素敵なビジュアルブックです。

日本語の魅力・漢字の持つ意味・また奥深さ...

古人の風情の心，改めて実感できる一冊です。

　私はこの本を辞書として購入しました。また美しい写真によって言葉の語源や、その言葉から得られるインスピレーションのようなものを感じます。日本人ならば知っておきたい風情のある言葉に満ちあふれ、ページをめくるたびに日本人であることに幸せを感じます。また、写真集としても非常によくできていますので、眺めているだけでも（自然と目は文章を追っていますが）心が豊かになります。旅に出たくなる本です。

写真を見ているだけでも幸せな気持ちになります。
日本は本当に美しい自然と、そして美しい言葉にあふれているということを改めて実感することのできる本です。
疲れた心に風が流れ込んでくるような、そんな本です。
お勧めです。