でも、だからこそ知っておいて欲しい名刹ばかりで、私は多分申し訳ないけど一生訪れることは無いであろうこれらの名刹にせめて本の中だけでも行ってみようという気持ちになりました。いつも滅ぼす側からしか描かれない「一向一揆」も、北陸の民衆側から描くと違って見えました。お寺を知る事はこの国の歴史を知る事なんだと気付かせてくれました。