ジャレッドはシンブルタック(“鉛筆くらいの大きさ”のつなぎを着た茶色い妖精)と、とりあえず和解はするが、高大叔父の謎めいた学術書「Arthur Spiderwick's Field Guide to the Fantastical World Around You」(アーサー・スパイダウィック 身近な空想世界図鑑)を破棄してくれというシンブルタックの願いは、あえて無視する。シンブルタックは「私の忠告にもかかわらずその本を持っていたら、いずれ報いがある」と警告する。かくして妖精は、空気に「恐ろしい匂い」をかぎつけ、サイモンの新しいネコが消えたことも意味を持ちはじめる。もし「IN WHICH Mallory Finally Gets to Put Her Rapier to Good Use」(いよいよマロリーが剣を有効に使いはじめる)の章で、子どもみたいにドキドキしなかったとしても、後半で多くの妖精が登場するまで読み進んでみてほしい。(「本を閉じないで! これからおもしろくなるんだから!」)
3人は事態を、どうにか母親に悟られないようにしながら、この奇妙で(かつ危険な)新しい世界のルールを学んでいく。前作同様の早い展開のなかで、一体どんなトラブルに巻き込まれていくのだろうかと、私たちの想像力を刺激する。次の第3弾は『Lucinda's Secret』だ。ルシンダの秘密とはなにか…すぐにでも読んでみたい。 (6~10歳向け)
(Paul Hughes, Amazon.com)
By now you are familiar with Mallory, Jared and his young twin brother, Simon. We also know about the discovery of The Field Guide. After the introduction of Brownie named Thimbletack we also need to reevaluate the statements of Aunt Lucinda.
The cat is missing. Naturally the siblings ignore Thimbletack’s warning about The Field Guide. Yep, tasty Simon has been kidnapped by unseen goblins. Now his brother and sister must save him before he becomes Goblin Chow. To do this they must first obtain “The Seeing Stone.”
Will they save Simon?
What creatures will they encounter?
Why is Mallory all wet?
What is that aroma of roasting …?
1巻は主要登場人物の紹介という感でしたが、この2巻は敵役の紹介という感じです。“世界中で人気のサバイバルファンタジー”と銘打たれていますが、正直、サバイバルというほどの危機感はありませんでした。
一応、見極めるためにも最終5巻まで付き合うつもりです。