管理会計の入門書として最適
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世の中には管理会計の入門書は結構あるが、素人には読みづらいものが大半。特に管理会計と財務会計の差異、管理会計の目的について簡潔かつ適切に書かれたものは少ない。
本書はその点において稀有な一冊であり、管理会計の入門書として最適だと思う。
会話文による解説が素人にありそうな質疑応答になっており、豊富な図表とあいまって基本知識の習得に資する内容となっている。また、管理会計における複数の分析手法が長所短所ともに簡潔に書かれているところは特に評価したい。
相変らず著書に外れがない
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前著「MBA財務会計」(日経BP)も素晴らしかったが、今回も素晴らしい出来栄え。
わかりやすく、しかも深い。
管理会計をという視点を通した、企業の組織マネジメント論にもなっている。
他のレビューの評価に多いに賛成。
コンサルタント、実務家、資格勉強している人など幅広く読める本
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若手・ベテランのコンサルタントの対話形式を用い、図を沢山使いながら、分かりやすく伝えようとする姿勢に感銘を受ける。内容としては、管理会計の基本、公認会計士試験の管理会計分野(原価計算を除く)を網羅しているにも関わらず、机上の勉強にとどまらず実務上での適用ポイントまで深く記述されており、著者の深い理解を感じさせる本である。
管理会計の基本を理解しているがうまく説明できないコンサルや実務家には、知識を再確認する意味で有効である(私も含めて)。特に第7章は個人的に新たな気付きがあり、ぜひ一読をお勧めしたい。また、簿記検定や公認会計士試験を受験されている人で、「計算はできるけど計算の意味がいまいち分からない」状態の方にとっては、知識を整理できる良本であり、成績アップにも役立つと思う。
無知の知に気づかされました。
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23年間、会社経営をしてきて、どれだけアバウトに対処してきたかと反省させられました。どの局面でも「管理会計」という概念を活用していないと経営者としては失格ですね。値下げひとつにしてもどんぶり勘定ではいけないと戒められました。今まで手にした財務会計の本はなかなか読了できなかったのですが、この本は部下と上司の掛け合いが面白く、スルスルと読んでしまいました。一度、こんな豊かな発想をする著者に会ってみたいと思いました。
管理会計を会話で説明する初めての書
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とにかく分かりやすい。管理会計の説明を新人とベテランコンサルタントの会話を中心に展開していくのだが、詳しい説明を読まなくても2人の会話を読むだけでも十分に管理会計の考え方や知識を身に付けられる。というより、そもそも管理会計を会話で説明してくれるような本がいままであっただろうか!
氏の講義を受けたことがあるが、講演で使うネタまでふんだんに盛り込んでいて、そこまで書いちゃっていいの?と心配になるくらい。ビジネスパースン必読の、そしてお買い得の一冊です。
対話式で読み易い
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内容以上に読み易さで星五つです。
基本から勉強し直すには最適です。