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力道山の真実 (祥伝社文庫)

価格: ¥700
カテゴリ: 文庫
ブランド: 祥伝社
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力道山の知らなかった面 ★★★★★
力道山って結構謎が多かったので、本を読んでびっくりする事が多々ありました。映画でも伝えてない真実 映画は力道山のほんの一握りの部分だけを伝えてたんですねぇ〜 プロレス界という世界を日本に広めた方なので、まだまだ知りたい事ばかりです。今回この本と出会えてよかったです。なかなか売ってないんです。 売ってたとしても、映画の中で紹介されているようなものなので、本を購入してもあまり意味なかったんですよねぇ
団塊世代のヒーロ ★★★★☆
 プロレスといえば力道山。力道山といえばプロレスという時代に僕たち団塊世代は育った。プロレスラーは力道山であり、その他のプロレスラーはその他大勢組にしかすぎなかった。
 プロレスは真剣勝負であり、反則するのは悪役。それに耐えて最後まで反則をしないのが正義の味方である力道山であった。少年が青年になろうとした時期に鉄人であるべき力道山が殺された。それも、チンピラが持っていた登山ナイフでだ。
 少年は大人になって、プロレスがショーであり、力道山の試合もしょーであることを知った。しかし、ショーであってもあの時の試合の迫力は八百長ではなかったと思っていた。
 だが、この『力道山の真実』は、あおの時代のプロレスの総てが、八百長であり、力道山がチンピラに刺されたのも偶然でなく必然であったと書いている。
 なんといっても、力道山をあの大山倍達が1年間も狙っていたとは知らなかった。大山は、力道山あ金に汚く人情のなさに怒っていたのだ。
 それに、弱虫だと思っていた東富士や木村政彦が意外と義理・人情に篤い良い人だったということを知った。いつの時代でも、性格が良い人は成りあがりになれないのかもしれない。
ヒーローの光と影 ★★★★★
力道山は、朝鮮人としての誇りを秘め、戦後最大の日本のヒーローとして、一気に人生を駆け抜けていった。信じられないような気力と体力、お金への執着、目的のためには手段を選ばない強引さもあった。しかし時代に先駆けた先見性を持ち、起業家として極めて優れたアイデアを持っていた。
 大山倍達や木村政彦とのいきさつは面白い。木村氏と力道山の決戦の真実、そして大山氏が復讐の念を持って力道山を1年間も追い続けたことなど。
 ジャイアント馬場やアントニオ猪木のような弟子たちには、決して公平ではなかった。しかし、彼らを次の世代のヒーローにしたのは力道山である。
 故国が分断され、家族と会うことさえままならぬ悲しみは、ずっと秘めたままであった。板門店の国境で、上半身裸になり、両手を天に上げて、「うおー」と叫んだというエピソードが辛うじて、悲しみの一端を見せているにすぎない。
 死のいきさつは、あまりにもつまらない原因である。偏見にも、逆境にも負けることなく生きてきた力道山がこのようにあっけなく死んでいったということは、衝撃的である。だが、魅力と欠点の、どちらも人並み外れて大きかった人物の死としては、これも彼らしいと言うべきなのかもしれない。
 
裏の顔は・・・ ★★★★☆
「日本最大の英雄」の裏の顔は嫉妬深い金の亡者だったと思うとショックを隠せない。世話になったスポンサーを平然と裏切ったり木村政彦の敵討ちに燃える大山倍達を丸め込んだりする汚さには絶句・・・そう思うとあの最後は大山のいう「天罰」がピッタリ。でも異常なまでの金銭欲は猪木がしっかり受け継いでるけど。