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法然―日本人のこころの言葉

価格: ¥1,260
カテゴリ: 単行本
ブランド: 創元社
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分かり易い法然の教え、遺された言葉 ★★★★★
親鸞の師 法然は、八百年の時空を経た今も、私たちの心に響く言葉を語ってくれる。
「罪をば十悪五逆の者もなお生まると信じて、小罪をも犯さじと思うべし。罪人なお生まる、いかにいわんや善人をや」
 煩悩に翻弄されて生きざるを得ない私たち人間に救いはあるのか。仏教にその可能性を求めながらも、難しい学問や厳しい修行は自分にはふさわしくないと悟った法然。「南無阿弥陀仏」とだけ称えれば、極楽浄土に往生できるという単純明快な教え。
 法然は、念(おもい)と声は一つと捉える。有限な人間が無量なることを悟った者(阿弥陀仏)に向かって帰依し頼むことを、声に出して称えること、それが「称名念仏」
 日本社会が混迷を極めていた鎌倉時代に「安心して死を迎えるにはどうしたらいいか」浄土への念仏を主唱した法然の遺した言葉。分かり易い言葉で紹介した本。浄土への心優しい案内書。
  
扱いにくいと思われる法然の“心にひびく言葉”を咀嚼し、生き方の課題として現代思潮と対峙させ考えさせる内容。 ★★★★★
【地方に住む阿弥陀より】言葉編は簡潔に味わいを明記し、何処から読み始めても気軽に読めて、何かを深く考えさせてくれます。言葉編と生涯編とがうまくリンクする工夫が少しは読み取れます。法然の全体像は余りに大きいのでしょうが、人間法然を感じさせてくれ、現代人の“生き方”をピンセットで摘まみ上げるような刺激も読後感として残りました。みんなで読もう!!