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よりよく生きるということ

価格: ¥2,100
カテゴリ: 単行本
ブランド: 第三文明社
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ビーイング。 ★★★☆☆
財産による実存様態では、「私は自分の持っているもので在る」が標語であった。しかし、ブレイクスルーが起こったあとでは、「私の為すことが私で在る」になる。もっとシンプルに言えば、「私は在る者で在る」。
まさに、こう在りたいものだ。

内容的には、かなり哲学的な本であり、著者も前書きで述べているように、生きる技を学習するための処方箋となるようなものではない。

ただ、生きることの師の書物を読み、難解な言葉の真の意味を理解するよう努力し、生きるための技を磨く。

そして、自らの生を使って何がやりたいかについて、自分のオリジナルの信念を固めていくことの助力にする、そう考えると辛抱強く読めると思う。
実践できるだろうか? ★★★☆☆
よく生きるためのフロムの見解が述べられていますが、現代社会において実践する事は困難な内容です。例えばフロムは日常会話を取るに足らないお喋りとして禁じています。そして特に自己の「ナルシズム」と「所有」を改めることを強く勧めています。ナルシズムの克服や所有の制御(フロムは所有ではなく活動に重きを置いています)は、現代の経済社会にあっては実践することは非常に難しいと感じました。しかし、それらがより良く生きるために重要な事であることを本書は説得力を持って説明しています。本書を読むと、人間がよりよく生きることと現代の経済社会は断絶してしまっていると感じます。読者は本書を読んだ後、成す術が無いことを感じてしまうのではないでしょうか?
よりよく生きるということ ★★★★★
「持つこと」、「あること」という二つの人間のあり方を軸に、良き人生を送るための方法を示している。
経済市場における自身の価値や、生まれ育っていく過程でいつの間にか染み付いていただけの価値観を人生の中心に置いてしまっていたことに気づかせてくれる。
フロムの著書の中では珍しく実践的内容を含んでいて面白い(瞑想や神経の集中の仕方など)。

20台の若者から年配まで、広く読まれて欲しいと思います。