ゾルゲルガラスの合成・応用・キャラクタリゼーションを中心に基礎から
理解しやすく書いてあります。特にシリカガラスについては、ベーシックな
面を中心に詳しいので合成からファイバー、コーティングなどへの応用の
把握がしやすいです。
ただし、セラミックスという観点から言えば、ほとんど頁数が割り当て
られていないため物足りないと思います。この部分に関しては、他の書で
補完が必要でしょう。

セラッミクスの低温合成法として研究されているゾル-ゲル法についての基本が網羅されています。ゾル-ゲルをこれから勉強される方、今一度基本に立ち戻って原理、現象を見直す場合にも良い一冊では。この関係の研究、仕事をされている人は一度は目を通したことがある本なのではないでしょか。