勉強方の本は初めて読みました。なので、この手の本をたくさん読まれている方は、もしかしたら同じような事をどこかで目にしたかもしれませんが、初めて読む人には、文章がぎっしりと書かれている訳でもなく、図が入っていたりして読みやすいです。

全部の試験や勉強方がこの通りすれば取得できるのかといわれれば、その人の能力にもよりますが、勉強時間を短縮して効率的に勉強するというのでは、一理あるかと思います。
例えば、カードを使用しての勉強法。
自分で作成するのは面倒なのですが、最近の参考書にはカードが付属されているものもあり、夜寝る前は、みっちりやるよりこのカードを使用して覚えるくらいにしています。
たくさんやっても煮詰まるとできなくなる事もあるので、こういう考えもいいかもと思いました。

レビュアーの能力：
勉強が必要性を感じつつ、できなかった人

本の概要：
主に「社会人が」「適当な難度の」資格試験を合格を目標にした、勉強の仕方の「手順」とその
解説を述べています。

感想：
本のあらゆる箇所で著者の「目的意識の高さ」「絞込み能力」を見せ付けられました。
・対象読者の想定が明確
・解説されている内容が「資格取得」を目標にして、不要なものを果断に切り捨てている。
・本書の学習法が通用する資格の難易度が明示されている。
・書いてある内容が「手順ベース」まで落ちていてすぐ使える。具体的。
とにかく本の構成方針が徹底しています。
その結果、「すぐに使えて」「読みやすい」です。

その他：
難癖に近いですが、「高速学習」の「５つの目的」のところのように、体験談や、具体的に
やっている例などを書いて欲しいところがありました。つまり、さらに具体的にしてほしい
というところが見受けられた程度です。

あと、手順は３段階に分かれていますが、これを１つのページに詳しくまとめて欲しいと
思いました。大まかな手順が概観できる図はあるのですが、大まか過ぎて、実際に勉強しながら
「この手順の意図や実施レベルはこんなもんでいいんだっけ？」という時に、個別手順を解説
しているページを探さなくてはなりません。しかし、解説内容はそれほど多くないので、
一つにまとめることができるのではないかと思いました。

総評：
最小限の内容に絞り込まれた手順で構成されているので、すぐに使えました。
また、実際の勉強の取り掛かりが早くなり、勉強量が増えると言う効果がありました。

　特に変わったことは書いてないです。類書にあるようなことがほとんど。全体を鳥瞰すること、合格点ギリギリでとればよい、細切れの時間の有効活用、目的意識の明確化、基本的な記憶法、速読法などなど。
　はじめてこの種の本を読まれる方には良いのではないかと思います。

試験はスポーツだ！という言葉が１番印象深かった。あとは夜より朝勉強しよう！朝終わらせてしまおう！使える時間の3分の2はインプット3分の1はアウトプット！といった既知の内容だが改めて勉強のやる気を出させてもらえるような書き方がされていた

効率・要領がいい人ってなんだか好きではないんですよ。
人が一生懸命努力している横で、スイスイ進んじゃうのがけっこう気に食わない。
かといって自分も楽をしたい・・・。

そんなあなたにオススメ。

とにかく実践しやすい。そして、著者の自慢があまりない。(けっこう重要)
「お勉強」がいちばん納得がいった。カードを利用するのは、意外と少ない勉強法では？自分もカードを利用して勉強したことがあり、またその時期がもっとも伸びたのでかなり同意できる。最近、スペイン語をやってるが、カードで整理すると覚えやすい。

合格点の6割を基礎知識の4割で取るというのは、勉強に対するプレッシャーが大幅に軽減されて、すごく気が楽になった。そしてモチベーションも上がりましたよ。


最初の方にかかれているモチベーションの上げ方がもろ精神論で、スポ根っぽくて気に食わないので★4つにしました。申し訳ない。