これまでの系譜と現代吸血鬼事情を踏まえた著作
★★★★☆
いくらなんでもマニアックすぎる作品のキャラクターであろうと思わせる
作品の登場人物の紹介をしていて驚きました。
月姫からヘルシング、ヴェドゴニアにいたるまで、その筋の人なら知ってる可能性のある作品を紹介しつつ、
過去から続く言い伝えや伝記にいたるまで一通りの吸血鬼事情を紹介しています。
私個人としては、非常に楽しく読むことができましたが、
マニアックすぎる作品が多いので、その筋の人以外は喜ばない内容かも、とも思いました。
あまり内容が深くない……
★★★☆☆
古くからの吸血鬼伝承について興味がある人には、同社から出ているTruth in Fantasyシリーズ「ヴァンパイア−吸血鬼伝説の系譜」の方をお勧めします。
そちらは民間伝承や実際の事件を詳しく記述してあり、しかも挿絵入りなのでイメージも湧きやすいです。
こちらは逆に、現代の作家達が「吸血鬼」というイメージからどのような設定を作り出したかを知る手掛かりにはなると思います。
古くからの吸血鬼の話も載ってはいますが、やはり小説やアニメをカバーした分、削られてしまった感があります。
しかも、図解といっても紹介されている者たちのイラストがあるわけではありません。
人物や組織の相関図、あるいは地図が主となっていて、イメージを膨らませるには少し物足りない気がします。
幅広く吸血鬼物に親しんでいて、大抵の作品が解る人なら楽しめるかも知れませんね。
ただ、私としては「ヴァンパイア―吸血鬼伝説の系譜」の方が汎用性が高いと思います。
絵が無いなぁ
★★★☆☆
版権の問題で今回はイラストが少ないです。
ただ、小説から始まり、漫画、同人から映画までその解説範囲は凄いと思いました。
正直、フロム・ダスク・ティル・ドーンまであるとは驚いた。
取り合えず、色々載っているので興味の有る人は見ても損は無いと思う。