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第5の男

価格: ¥1,470
カテゴリ: 単行本
ブランド: 朝日新聞社
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ブーの逸話 ★★★★★
元ドリフターズの高木ブーのエッセイです。特にドリフに加入前のバンドマン時代の話が意外で、興味深かったです。本格的なミュージシャンだったのですね。気負わずに生き、流されるような生き方に共感を覚えました。意外な高木ブーを知ることができると思います。
ブー本 ★★★☆☆
高木ブーの自伝的エッセイ。私は子どもの頃、「ドリフターズで一番要らないのは誰か」考えたことがあった。いかりや、加藤は絶対必要。中本がいないと元気がない。荒井注は?・・・おじさんの雰囲気を持っているのは荒井だけだし、彼がいないとドリフの幅が狭くなる。高木ブー??・・・さて、・・・。結局、彼を外すこともしなかった。何となくどんくさい人がいて、ドリフにゆとりが出るのは彼のおかげだ、と感じた。やっぱり高木ブーも必要だ、というのが結論だった。

文章は覆面ライターにとってごく平凡な出来。安きに流れた文章で、本格的に論じるに値しない。切れる文章ではまったくなく、内容も自己肯定に終始し、面白いとはいえない。しかし、読みやすいのは事実。行間も広く、あっという間に読み終わる。「いかりや長介はまだ生きていたんだなあ」と感慨に耽る記述がある。

なお本書は古書店で入手した。手紙がはさんであり、これを書いたライターから某有名落語家宛の献呈本であることがわかった。止めてあったゼムクリップを外した形跡さえない。開きもせずに売り払ったのではないか、と思う。ライターの好意が気の毒であった。

あなたのグループの高木ブーは? ★★★★☆
 ご存知、ザ・ドリフターズのメンバー、最近はウクレレの伝道師として有名な、高木ブーの自伝。
 第5の男、というのは、5人グループでは、いてもいなくてもいいような存在で、実はなくてはならない存在のことをいい、高木ブーは、自分がそれであると自負している。

 うぬぼれではなく、むしろ謙遜に聞こえるが、確かにどんなグループにも、高木ブー的存在は必要であるように思う。
 しかし、高木ブー自身は、ドリフターズに入る前は、ハワイアン・バンドを始めとする、いろんなグループのリーダーであった訳で、最初から第5の男だった訳ではない。
 ドリフターズに加入したときの経緯など、いかりや長介の書いた『だめだこりゃ』などと微妙に違っていておもしろい。

第5の男 ★★★★★
ブーさんのことがよく分かる。当り前か。
何もしてこなかった...って,何と謙虚な。確かに,前に出る人ではないですね。でも,長さんみたいな人もいて,ブーさんみたいな人もいるからこそ,グループがうまくいくというのは,真理でしょう。だから,ドリフは40年も続いた。ブーさんは大仕事をしていますよ。

ドリフに入る前のパートでは,戦時中から戦後すぐの頃の人々や町並みの姿や,学生生活の一端もうかがえて興味深い。ブ-さんって昭和1けた世代だから,戦争を知っておられるんですよねぇ。
奥さんや娘さん夫婦への愛情,気遣いなど,テレビでは見えない姿も惜し気なく語ってくれています。

ドリフは少し寂しくなったけど,ブーさんには元気でますます頑張ってほしいと思いました(もちろん,他のメンバーも!)。

意外にブーさんは頑固かもしれない ★★★★☆
 ドリフの中では、もっとも「どん臭く」感じる高木ブーさん。 もしかしたら、私のほうがお笑いセンスはあるのではないかと、勘違いさせる高木ブーさん。 本書のタイトルの通り、5人組のドリフにあって、「第5の男」とご自身いうあたり、かなり自信ありげで怪しい。
 根っからの加藤茶さんのファンの私は、ついつい本書を手に取った。

 音楽やハワイアン、ウクレレなどに対する熱い思い。 ドリフメンバーをはじめ、周りの方に対する細やかな心配り。 きっとドリフ全盛の頃、ご自身もご苦労なことや悩みもあったろうなと思いますが、そんなことは一言も触れられていません。 気負うこともなく、居眠りするかのごとく自然に振舞えるブーさんは、今の世の中に求められている頑固な大人あなのかもしれないと思いました。