表紙のワンピースをリネン生地で作ったところ、「前からみたら手術着みたい」と。
やむなく、丈を短くしたら、なんとか着れるようになりました。ブラウスとしてきています。
ただ、着心地がよくないので、出番が少なめ。
肩のあきも大きすぎてピタッと決まらなくてイライラします。
こういうのって、作ってみないと判らないのが博打みたい。。。

他のレビューの方々と同じように、私も「なんで洋裁の本ってナチュラル系に偏ってるの！？」と思っていたので、この本は嬉しい衝撃でした。どこかのセレクトショップに置いていそうな可愛い服。でも個性的過ぎず日常遣いができそうな服がいっぱいでした。気に入りすぎて作者の笹原さんをＡｍａｚｏｎで検索してみましたら、私が２番目に気に入っている本の作者さんでもありました。笹原さんセンス良すぎ〜！という感じです。

甘すぎず辛すぎずでも個性的で。
何度も何度も読み返して、お気に入りの一枚をゆっくり作りたくなる本です。

型紙や写真から容易に想像できるほど洋服のスタイル自体は非常にシンプルです。全くの初心者でももしかしたら、作れるかも。これ以上どんな説明をつけるのかと思われるほど作り方も簡単。少し慣れてる人ならどれも裁断から縫製まで数時間で出来るほどです。でも、ところどころに忘れかけてたちょっと新鮮なディテールがあります。（後ろ見せファスナーとか、切り放しの布地で三つ編みのブレード風とか・・・）基本、細めのモデルさんが大きめぶかぶかスタイルを着こなす感じなので、自分なりのアレンジを加えると（たとえばウエストを締めるとか、）もっと納得のいくものに仕上げられるでしょう。洗練されたという部分はありませんので、そんなお洋服を探している方は少し物足りないかも・・・

たくさん出ている洋裁本。どれも本の雰囲気はいいものの、
シルエットが平面的だったり、ブカブカしているものばかり。

「リネンやレースのブカブカした服は好みと違うし、
イマイチなパターンにせっかくのリバティ生地使う気にもなれない。
ネットのパターン屋さんはいいけど、お値段が高い。
街のお店に並んでいるような、垢ぬけたシルエットの
服が作れる本が出てくれないかなあ…」

とずーっと思っていたところに、この本！待ってましたよ（涙）!!

どの服も肩幅が狭く、袖ぐりも小さく、
ストーンとした服もラインがきれい！筒みたいじゃない！
特に袖山と襟ぐりがカッコいいところがいいです。
あとこのパターン、好きなように生地を変えたり
飾りを付けたりと、アレンジもしやすそう。

作り方は懇切丁寧ではないので、初心者にはちょっと
難しいかもだけど、中級者以上なら楽勝かと。
残念なのは、カットソーのパターンがもっとほしかったのと、
あとチュニックのパターンも載せてほしかった！

ぜひ同じ笹原さんで、第２弾も希望します!!

金属ファスナーのワンピとか、10数年前のギャルソンであったようなデザイン。
コートは裏地のパターンが無い。
奇をてらってはいないので、普段着に着やすそうではある。
パターンは平面的だがドロップショルダー等オーバーサイズで着るようなデザインなので、
今の気分にはちょうど良いのかもしれない。