第1章第2部の幕開けという感じ
★★★★★
前巻の騒動で大打撃を受けた騎士団だが、おそらく副団長(本巻より団長代理)を基に結束が固まる方向になるので悪いことばかりでもなかろう。レフレンシアがなぜ団長を継承せずに代理なのかがミソ。いろいろな思惑が垣間見える。それより当面の問題は金欠と団員の補充ということで、まずは金策から動き出すのが本巻である。じわじわと登場人物が増えている本シリーズだが、今回外に出るということでまた新登場のメンバーがいる。特にファンフェッダのショタコン振りが可笑しい。しかも報われないし。それでも果敢に(それとも気付いていないのか)アタックする姿が痛々しい・・・というよりおバカ?という感じで本巻の影のヒロイン役を担っている。もともと三度の飯より血を見るのが好きという恐ろしい一面があるだけに、こうした別の面を見せてくれるキャラは愛らしいと思う。さて、本編では行き着いた辺境の地での事変に巻き込まれる形ながら、これを逆利用しようとするしたたかな展開である。外に出てもかしましい娘っ子達の珍道中は面白いし、前々巻あたりから定番化しつつある温泉のシーンもあって読みどころは充分である。
個人的には今回もいい感じ
★★★★☆
私個人的としては今回の話も好きですね!
この4巻はセビリィノ編もしくは王子編と言いますか...?とにかくそれの前編です!相変わらず遊撃小隊のメンバーは面白いですね!今回はその遊撃小隊にファンフェッダとアルデリィナが加わっていますが二人も個性が強くて遊撃小隊のメンバーに負けてませんね!ストーリーもギャグとシリアスがいい感じです!
私は他にも作者の作品を集めていますが作者の作品に出てくる女性キャラはほとんど好きですね!味方側の女性キャラは皆好きですし、たまに敵側にキライな女性キャラもいますが女性キャラの数からすればほんの一部で作者は女性キャラを書くのがホントに上手いです!
余談ですが次の5巻に初登場して6巻で中心人物となるアスカって女性キャラがいるのですが彼女作者の別作品に出てくる忌瀬という女性キャラみたいなんですよね!この忌瀬初めは敵の潜入スパイみたいな感じで仲間になるんですけど途中自分から正体バラしてしまうんですよね!でも味方側が気に入ってそのままスパイとしてでなく仲間になっちゃうし!アスカも6巻で敵の潜入スパイとして白兎騎士団に入団するんで忌瀬みたいに白兎騎士団を気に入って途中でホントの仲間になってほしいものです!実はアスカはかなりお気に入りのキャラなので!
む・・・・む・・・・
★★☆☆☆
話としては面白いが前半の殆どはギャグだらけで、団員たちのボケと突っ込みに終始して話がちっとも進まないのはなぜなのだろうか?ギャグ路線へ変更でもするのか?おかげで、騎士としての戦闘シーンは全然なし、ぬるい小説になってしまっている、と思うのだが、もともと、そういう小説なら仕方なし、個人的な不信感は思い込みのせいであろうと納得する。
王子様との出会いや心理トリックを用いた脱出作戦は楽しめたが、一つ疑問がある。
主人公はだれ?多分、ガブリエラだと思うのだが、影薄くないか?
話としては面白いと思うので次回作に期待する。