晏子と子産の活躍!
★★★★★
中巻の見せ場は斉、晋、楚の強国の三つ巴の死闘と駆け引き。
君主と言えども凡庸ならば部下に寝首をかかれる激動の時代に二人の賢人が現れる。
晏子と子産、のちに孔子も尊敬したという名宰相の進退からは、現代の私達にも多くを学ぶことができる。
一番面白く読めた巻だ。
たいへんよいほん
★★★★★
訳本としてこれほど読みやすい本は岩波文庫としては随一。他の本が学者が学者らしく偉そうに書いてあるのに対し、こちらはどうにかして読者に理解させようとする努力がひしひしと伝わってくるとても分かりやすくて楽しい本です。
中国歴史・思想公司
★★★☆☆
岩波文庫の「左伝」は、非常に簡略な文章なので、理解するためには膨大な予備知識が必要です。予め、他の文献で歴史の知識を身につけておく必要があります。