スケッチをしたいけど、基本的な遠近法が分からないこともあり、今一つ外では。。。とふみだせなかったけれど、この本を読んで（実は新刊のおうちで水彩色鉛筆レッスンを見て、よかったのでまた注文しました。）これから涼しくなったらスケッチに行くぞ〜!と意気揚々です。おもしろかったのは春雨のような噴水、とかジェットコースターのようになってしまう線路、そして、目から鱗だったのが、見上げた時と見下ろした時の屋根の形の違い、窓の形は正方形でない。と言うこと。的確に面白おかしくよくあるパターンが上がっているので陥りやすい間違えが見て納得。のユーモアあふれた技術書です。色を、すべてぬらなくておうちに帰って記録をもとに塗ってもよい、と言うゆるゆる感も、私には合っていると思いました。

杉原さんの水彩色鉛筆の技術本の第２弾ですが
さらに内容がパワーアップされており、盛りだくさん！

絵の技術本としてはそれほど大型の本ではありませんが
この中身の濃さは、ピカイチだと思います。
しかも、杉原さんのオリジナルテクニックが
惜しみなく載せられているので感激モノ！

特に、メラミンスポンジを使っての描き方は画期的。
従来の基本の解説も随所で押さえながら
他では見られないような「わざ」を学べるのは
杉原さんならでは、でしょう。

本書の「はじめに」と、「あとよせがき」に
作者・杉原さんの「想い」が込められており
一読の価値があると思います。
このページだけで、私は杉原さんのファンになりました。

題名に「はじめてさんの・・・・・」とありますが
表現の分かり易さと親しみやすさからそう書かれたのでしょう。
もしこの本のテクニックをすべて学んだら
相当ハイレベルの水彩色鉛筆画家になれるはず。

水彩色鉛筆で絵を書きたい人に絶対オススメの本です。
杉原さん第１弾の「はじめてさんの水彩色鉛筆」を
読んでない人でも、まったく問題なく読むことができます。

評価は文句無く、星５つです。

前著「はじめてさんの水彩色鉛筆」もそうでしたが、この本を手にとって誰もが驚くのはページから溢れ出そうな盛り沢山の内容でしょう。
そして、このての本でその手法をこれほど惜しみなく懇切丁寧に公開した本をあまり知りません。
ここには教室での受講の機会をなかなか得られない多くの方々にもわかりやすく、教室と同じ内容がすべて盛り込まれていて、「一人でも多くの人に絵の世界を楽しんでほしい」という著者の思いが伝わってきます。
親切な解説にそれを感じながら「あとよせがき」まで読み進むうちに芯までホッコリしてきて、「やってみようかな〜」と思い始めるあなたがそこにいます。
折りしも学びの秋、芸術の秋です！

杉原美由樹さん「はじめてさんの水彩色鉛筆」第２段です。私は第１段も持っておりますが、ページ数があまり変わらないにもかかわらず、今回はより密度の濃さを感じます！第１段を購入するとき、精神的なダメージで本屋をうろうろしていて、とても綺麗な絵の本に出会えて、見てるだけで気分が良くなり購入。よく読んでみたら、とても丁寧な解説の技術本でした。「綺麗な絵を眺めていたい」「こんな絵を描いてみたい」という欲求を見事に満たしてくれた本でしたが、第２段は、「おでかけ」と銘打ち、外へスケッチに出るにあたり、こんな風にしたらいいですよ、といアドバイス満載です。女性は特にお洒落とか形から入ることも大切にしたいと思うんですが、私は特にそうで、「（著者は）こんなペンケースをつかってます」「こんなバッグででかけています」というような部分も、密かに楽しみで、似たようなペンケースをネットで探したり、スケッチにいいようなショルダーバッグを探したり、楽しみが広がります。また、第１段、第２段で共通して優れているのは、私たち普通の、イラストや絵を習ったことがない初心者が、「こんな絵を描きたい」「あんな風に描きたい」と思う気持ちを、見事に先読みしている点です。「こう描きたいなら、こうするといいです」と、回答が明快です。これを見てレッスンに参加してみるのもよし、参加できなくても、気軽に手軽に始めるにもよし。私は父母にもすすめたいと思っています。