子育ての参考書に。
★★★☆☆
1歳半の娘がいますが、ようやく言葉を発するようになり、これからいろんなものに興味を持ち始める頃だと思って期待半分、心配半分な日々ですが、心を広く構えていられるようになる一冊でした。
自分がそんなに教育を詰め込まれて育ってきたタイプではないので、子供にも同じように育てたいとは思っているものの、やはり自分の時代とは全然違う環境になるでしょうし、もっと創造的に、国際的に生きていけるようになるためのTIPSが詰め込まれているので、とても参考になります。
ただ、あくまで参考程度に。すべてを鵜呑みにするのは危険だし、無理だと思います。共感できるところを実践すればそれでいいと思います。
親力は総合力
★★★★★
著者は静岡県の公立小学校の現役教師。著者の発行するメールマガジンの
読者は1万人を超えるという。本書はそのメールマガジンに掲載された文
章を編集し1冊にまとめたものだ。
特定の教科に偏ることもなく、
優秀な子だけに焦点を当てることもなく、
受験戦争を否定するわけでもなく、
満点の親を求めているわけでもない。
著者は、子供の力を信じている。
そしてまた、その親の力を信じている。
著者はその力が発揮できるよう、さまざまなヒントを提示してゆく。ほん
の少しだけ考え方を変え、ほんの少しだけ工夫してみることの大切さ、そ
して、その大きな効果について静かに語っていく..
・・・・・
環境を整え、やる気を引き出し、やらせてみて、反応をみて、結果に落胆
せず、怒らず、あせらず、諦めずに..
それぞれは、確かに少しの力。ただトータルは難しい..
親力は総合力と見た。
ご一読をお薦めします。
★★★★★
学習面、人間性の育成ともに、親としてどう子どもに関わっていくべきかが、単純明快に書かれていてとても参考になりました。私も会う人ごとにこの本のご一読をお薦めしています。
考え方、具体的なテクニック、どちらも!
★★★★☆
「家では、心穏やかに過ごせるようにしてやってください。
それがまずもって大切です。しつけも家庭学習もその後にくるものです。
まず、安らぎとくつろぎのある家庭、リラックスして安心して過ごせる家庭であることが第一です。父親と母親の温かい愛情が、心地よい愛情が感じられる家庭であることが第一です。」
やはり、こういう考え方にはとても共感。
はっきりとこう述べる本は今までなかったのでは・・・!?
また、「『やるべきことはやる、そして、結果については達観する』ことが大切」という考え方には思わず唸り、反省。
メンタル的な内容ばかりかというとそうでもなく、教員歴から編み出された数々のテクニックが紹介されている。
褒め方のテクニック、地図帳活用法、歴史漫画etc.・・・
小学生の親には是非読んで欲しい。
子供が子供たる所以
★☆☆☆☆
正直、内容はあまり覚えていないのだがタイトルは酷く印象に残っている。「酷く」と書いたのは、現代の世界(先進国、新興国)では「親」が子供の人生に与える影響は多大なものがあるだろう。昨今、大きく取りざたされている「格差問題」その中でも、教育格差が経済格差に繋がっていく負のスパイラル、そのスパイラルは、踏襲されていくという所がさらに、恐怖を感じさせてくれるところだろう。