シルビアさんは、ふつうの人には見えない霊的な能力がある方のようですが
夢についてもいろいろと不思議な出来事をエピソードをたくさん交えて語ってくれています。

夢とは直接関係ないのですが、彼女は悪魔のようなものは存在しないと強く断言していて
それが本当かどうか私には分かりませんが、いたら怖いなと思っていたので
優れた霊能者の一人の意見として聞けると少し安心しました。

夢には何種類かがあって、特にスピリチュアルなメッセージをくれる夢が大切なようで
そのときに抱えている悩みや、ちょっとした問題へのアドバイスを与えてくれることが多いとのことなので、私は寝る前にちょっとこの本を読んで、睡眠中に良いメッセージが聞けることを期待して眠りについています。

このあいだ、仕事の関係でアイデアに煮詰まっていたときに、夢に出てきた言葉からヒントを得て
それをもとに作品に生かせたことがありました。小さなことですが、私にとっては不思議で楽しい収穫でした。

この本を読む前にこの著者の「奇跡を起こすスピリチュアル・ノート」という作品を読んで、とてもすばらしかったのでこちらの本も手にとってみたのですが、期待したほどのインパクトはなかったように思います。
と言うのもこの本のテーマである「夢」と言うもの自体がとても曖昧なものであると言う事に加え、優秀なサイキックである著者自身でさえ、完全には答え切れていないということ。
いくつかの夢の例を上げ、彼女の特別な能力を用いて得た結論は書かれていても、そういう能力のない一般人にはそれが真実なのか絵空事なのか分からず、半信半疑で読み進めなければならなかったこと。
そういう事があって、何だかすっきりしない気持ちのまま読み終わってしまったように思います。
もちろん普通の人が自分で夢判断をする方法等も書いてはありますが、「○○は××と言う意味。でも必ずしもそうであるとは限らない。」とか。とても微妙だなと言う感じをうけました。
しかし、この方の書かれる本の内容はいつも愛情にあふれて、読んでいてとても心が温まるような気分にさせられます。
信じる信じない、または利用できるできないかは人それぞれとして、読み物としてはいいものなんじゃないかなと思いました。

夢って誰もが見るし生活に密着してますよね。著者は自分の経験から、いい夢、悪い夢の見分け方、時には自分のスピリチュアルガイドからのメッセージの夢についてわかりやすく語っていて、参考に出来る事がたくさんありました。訳のわからない怖い夢を見て何か悪い事が起る前ぶれかと恐れることもありましたが彼女の本を読んで、前向きになれたし、夢についてもより理解が深まり、毎日夢日記をつけるようになりました。夢もスピリチュアルな世界と密接に関わっているんだな～と考えさせられいい本に出会ったと思っています。私はクリスチャンではないので、彼女の文章の中にやたらと神が…とでてくるので抵抗はありましたが自分の信じている“神”的なものと置き換えて読みました。先祖やスピリチュアル的なものに守られて生きてるんだな～と改めて考えさせられ、彼女の本はいつも読んでいます。