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走らんかい! (ベースボール・マガジン社新書 28)

価格: ¥882
カテゴリ: 新書
ブランド: ベースボールマガジン社
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福本節!全開! ★★★★★
関西方面にはその解説の魅力で絶大な?人気をほこる福本豊氏の本。
それにしても盗塁だけが注目される福本氏だが、
そのオールマイティな能力には
残した数字をみると(分かってはいるが)驚かされる。
立浪に通算2塁打数を抜かれたが、
考えてみると3塁打とHR数が違いすぎる。
立浪は3塁打を2塁打にしていたのだ(中日ファンの方ごめんなさい)。
本書は福本節全開なので福本ファンにはたまらない内容となっている。
また、氏の実直な性格が文面に表れていて非常に好感が持てる。
野球に「もし」はないが、
もし、上田監督が「今日引退する山田と福本(!)」と福本氏の名前をついでに言ってしまってなかったら、
そして、もし福本氏がメジャーに行っていたら、
とはどうしても想像してみたくなる。
地道な努力が実を結ぶということ ★★★★☆
 ドラフト7位入団というところに、著者福本氏が大きな期待もなくプロ入りしたということがうかがい知れる。その名もない選手が、1000個を超える、とんでもない盗塁の記録を打ち立てることになる。足の速さもさることながら、投手のクセ、リズムを盗むことに力を尽くしたそうだ。
 自分は特別なことは何もしていない、監督の言うことや、基本的なことをくり返しくり返し続けてきただけだと言う。
 文体は素朴な関西弁で、同じ近畿圏に住むわたしにとっては読みやすかった。