デルフィニアの群雄を描いた大長編、「デルフィニア戦記」の第三巻。
この巻に含まれる、ウォルとフェルナン侯爵のシーンは第一部（一～四巻）中、最大の見せ場だと思います。
他の誰が書いてもここまで見事に表現することはできないだろうと思うほど、言葉の一つ一つが胸を打ってなりません。

名セリフ、名シーンの多い「デルフィニア戦記」ですが、第三巻は、特に秀逸です。

■緒戦の大勝利に沸く兵士たち。しかし国王の陣幕だけが重く沈んでいた。軍を解散せよ、さもなくば―敵は養父・フェルナン伯爵を盾にした露骨な脅迫にでたのだ。大義か？ペールゼン侯爵の専横に屈するのか？苦渋の選択を迫られたウォルは逆転を賭して、バルドウの娘に伯爵救出を託したのだが。
■ペールゼン侯爵がもっともっと『悪役』らしい嫌なヤツなら、きっとここまで話は盛り上がらなかっただろうと思います。彼にも彼なりの信念があるのですね…。それでもやっぱり私はウォルの味方です！

＜あらすじ＞緒戦の大勝利に沸く兵士たち。しかし国王の陣幕だけが重く沈んでいた。軍を解散せよ、さもなくば―敵は養父・フェルナン伯爵を盾にした露骨な脅迫にでたのだ。大義か？ペールゼン侯爵の専横に屈するのか？苦渋の選択を迫られたウォルは逆転を賭して、バルドウの娘に伯爵救出を託したのだが。

養父・フェルナン伯爵を盾にした露骨な脅迫・・・頼れるのはやはりバルドウの娘リィであった。

　緒戦の大勝利に沸く兵士たち。しかし国王の陣幕だけが重く沈んでいた。軍を解散せよ、さもなくば―敵は養父・フェルナン伯爵を盾にした露骨な脅迫にでたのだ。大義か？ペールゼン侯爵の専横に屈するのか？苦渋の選択を迫られたウォルは逆転を賭して、バルドウの娘に伯爵救出を託したのだが。

続きがすっごく気になるんですけど！ノベルスではなく文庫で集める決意をしたため、頑張って来月末まで待ちましょう！！