すばらしい
★★★★★
あいかわらず武田の武将達はカッコいい。かつてこれほど武田勝頼をかっこよく描いた歴史物があったろうか。
学校の教科書に登場するほどの有名な合戦をどう料理してくれるかと期待していましたが、ものの見事に斬新かつ臨場感溢れる描き方をしてくれてます。
それはともかく、このマンガの仙石くんは史実よりひと足早く「三国一の臆病者」と罵られてしまいました(笑)
センゴク 最高!
★★★★★
大変読み応えがあり、とてもおもしろいです。
「センゴク」シリーズは、どれもお勧めです!
紙一重
★★★★★
長篠の戦いがまさに決戦として描かれている。
武田軍は中央突破を、信長は自身を囮として包囲網を、それぞれ模索する。
中央突撃が成るか、一斉射撃が成るかはまさに紙一重。
明暗を分けたのは、信長の鬼の一手の旗鉾。
他作品では、武田が一方的に倒されるだけの事が多い長篠の戦いが
本作では史実、武田軍1万2千、織田軍6千の被害を出す大激戦として存分に描かれている。
本作の戦争描写の素晴らしい点は、全ての戦が当事者にとっては決戦であり
勝敗は紙一重だという事を描き切っている所にある。
山県昌景の最後に涙
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センゴク天正記も4巻目。いよいよ長篠の戦いの火ぶたが切って落とされます。戦国期の合戦の中でもかなり有名な戦いなので、今更新しい発見も何もないだろうとたかをくくっていたのですが、いい意味で裏切られました。織田にとっても武田にとっても史上空前の殲滅戦であった長篠の戦い。そしてその真っただ中でまた少し武将として成長する権兵衛がとても清々しい。そして何より山県昌景の最期が素晴らしい。センゴクシリーズに新たな名シーンが刻まれたといっても過言ではないですね。素晴らしい一冊です。