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センゴク天正記(8) (ヤングマガジンKC)

価格: ¥596
カテゴリ: コミック
ブランド: 講談社
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前巻では、辛口レビューになったが… ★★★★★
今作は夢中になった作品。

私は武田ファンなので、長篠合戦の巻では、長篠合戦が定説と異なるのは、以前から調べて知っていたので、斬新な切り口で検証している作者が如何なる説明をするのか、という視点と、一人の武田ファンとして武田軍の崩壊の様を悲しく見ていた。
しかし、今巻は手取川ということで、どちらに感情移入するとか、研究家目線で読むこともなかった。一応、織田がコテンパンにやられるのをセンゴクシリーズでは見たことがなかったので、そこを見物としていた。

…案の定、コテンパンにやられるとこから、始まり権兵衛が獅子奮迅の働きをするお決まりのパターンなのだが…

なぜか今回の手取川はまるで、自分がその場に居合わせているかのような、臨場感ある、鳥瞰ではなく、大地に足をつける人の目線で合戦の様子を感じた。

戦場が狭いとか、夜だとか、雨だとか、理由はなにかあるのだろうが、明確には分からない。
作者の描写が進化したのかもしれない。

いずれにせよ、今巻の合戦模様は読んでいて熱が入った。柴田勝家や滝川一益、佐々、前田にいつもよりスポットが当たっていたのも嬉しかった。
次巻にも期待したい。

あえて、一言言うなら、文献からの記述と、そこからの筆者独自の意見で話を引っ張るのではなく、話の流れ、勢いで引っ張ってるところ。

確かに手取川は単なる小競り合い説が立つぐらい資料がないから、しょうがないのだが…

手取川が過ぎ、再び、資料が多い中央での話に戻ったら、今までのスタイルに戻ってくれることを期待したい。
あら ★★★★☆
史料不足が祟ったか、今巻は流れがなんだか悪い。
いままでの巻のような説得力を感じないし、
登場人物の行動もつながっていないように思える。

ただ、絵の迫力だけはいつものとおり。
開戦!!手取川の戦い!! ★★★★★
今回は織田軍vs上杉軍の合戦として有名な「手取川の戦い」の話。


上杉軍は七尾城に進軍。織田領と上杉領の間に位置する七尾城は、上杉に降伏するか、織田に救援を求めるかの選択に迫られる。最終的に織田に救援を要請、七尾城は織田軍とともに上杉軍挟撃を画策する。

一方、織田軍内では羽柴と柴田が上杉との戦を行うかどうかで対立。
結局、羽柴の案で手取川以北の調略に取りかかったものの、上杉の情報封鎖により手取川以北の情報が全く手に入らず失敗に終わる。
そして柴田は手取川の渡河を決行。しかし、七尾城は7日も前に落城していたことが発覚。
大雨で増水した手取川を渡って撤退することができないなか、柴田率いる織田軍に上杉軍が襲いかかる。


上杉と織田の対立の裏で苦悩する七尾城の存在。そして明智と羽柴に遅れをとりつつあった柴田勝家の焦りと生き様がとても印象的でした。
たぶんセンゴク始まって以来、初めての「柴田勝家メインの巻」だったのではないかと思います。

相変わらず宮下英樹さんのユニークな歴史観も健在!
歴史的に忠実かどうかは置いといて(歴史的文献じゃなくて漫画だし)、是非読んでみてください!