アリシア!! ニューヨーク音楽パワーが全開
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グラミー賞常連歌手の一人、アリシア・キーズが今のニューヨークの表情を満載、しかも個性をより発揮して制作した記念碑的作品。この人まだまだ活躍するだろうから、中期へ向けての集大成とでもしておこう。
ニューヨークの街ががよほど好きなのだろう。アルバム全体が街のムードで彩られている。最初に発表されたのは、ジャズの名曲ニューヨーク・ニューヨークをもじった「エンパイア・ステート・オブ・マインド」ですぐに全米チャート1位となり、ヤンキーズが優勝したワールド・シリーズのオープニング・イベントで生演奏された。
楽曲として特に優秀なのは「ラブ・イズ・ア・ブラインド」「ダズント・ミーン・エニィシング」「トライ・スリーピング・ウィズ・ア・ブロークンハート」で詩の内容、現代的なメロディで攻めまくった「パワフル・バラード」といった彼女独自の領域を完成させている。歌い方もメリハリがより利いて強力になった。
もう一つ驚くべきことにやはりグラミー賞アーチストのビヨンセとテュオしていること。「プット・イット・イン・ア・ラブソング」で激しいアフロリズムに乗った楽しい曲だ。
本作品は後発の廉価盤で、前アルバムの大ヒット「ノー・ワン」を含む5曲が映像で紹介されている。またYOUTUBEでは昨年12日1日に行なった本作品の曲多数を含む「ワンナイト・ユーテュープコンサート」が高映像で公開されている。
声ヨシ顔ヨシ頭ヨシ!!
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大抵のアーティストは4枚目ぐらいになると冒険したり方向転換して期待を裏切るのが多いけどアリシアの今作は期待通り!!
R&Bというよりはいい意味で前作よりさらにPOPで聴き易くなった感じ。アルバムの出る時期やプロモのせいかと思うのだけど個人的に「アリシア=冬」のイメージが強くて今作もやっぱりこの冬にぴったり。
若干暖房が効きすぎた部屋で少しポーッとしながら聴くとっても気持ちいいです。
「doesn't mean anythig」は早くも名曲の予感。
僕のように彼女をヴィジュアル的にも好きな人には是非このDVD付きをお勧めします。アルバム丸ごとDVDで観ながら聴きたい!!
いつ観ても彼女がピアノを引き語りをする姿、本当に美しくうっとり、さらにいい曲に聞こえます。
ピアノを弾き語りする人で美人って意外といませんよね(笑)。