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きょうはみんなでクマがりだ (児童図書館・絵本の部屋)

価格: ¥1,470
カテゴリ: 大型本
ブランド: 評論社
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さぁ、クマ狩りに行くぞ~!だけではない深い絵本 ★★★★★
繰り返しのある調子の良い文章は緊張感があり躍動的です。オクセンバリーの絵も自然の風や湿り気、音まで感じさせてくれ、ワクワクドキドキ!さぁ、クマ狩りにいくぞ~!
草原を超え川を越え、ぬかるみを超え森を超えほろ穴にたどり着く。するとそこにはクマが!

だけどこの絵本はそれだけではありません。単なるクマ狩りの話以外に、オクセンバリーが忍ばせた、愛と拒絶の物語。仲の良い団結力のある子ども達グループと、彼らに拒絶されるクマの対比。今一度ページをめくってみてください。ほろ穴でクマに遭遇するページ以外、クマはみな気弱に描かれています。クマは悪者に見える一方で愛を乞う人(熊?)なのです。

ボランティアで読み聞かせをしていますが、小学生にこの本を読んであげると、「クマにつかまらなくてよかった~」と言う子と、「クマさんかわいそう!みんなとあそびたかっただけなんじゃないの?」という子の両方がいます。クマ狩りの立場でストーリーを追ったときと、クマの立場で追ったときとで感じるものが全く異なります。オクセンバリーは「狩り」という言葉に、排除される異質なものへの哀しみを込めたかとも思えます。

単純にクマ狩りを楽しむのもよし、心の旅にでるのもよし、読む人の心のありようをがっちり受け止めてくれる、守備範囲の広い絵本です。

一緒にクマがりに出かけよう! ★★★★★
クマがりですよ、クマがり!普通行かないでしょう、クマがリ。なんとも印象的なタイトルじゃありませんか!軽快でリズミカルな文章のくりかえしが続き、どんどん森を突き進んで、そして・・・。さあ、みんなでクマがりに出かけましょう!ほのぼのとした絵、楽しい擬音のオンパレード、ほほえましいオチ。さすがは名作。読むとしばらくは「きょうはみんなで○○だ」がクセになるという、たのしいおまけつき。