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裁判長!ここは懲役4年でどうすか 8 (BUNCH COMICS)

価格: ¥540
カテゴリ: コミック
ブランド: 新潮社
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★★★☆☆
裁判員制度の導入前、刑訴法の大幅改正があった。
裁員法のそれは、制度から外れる。つまり、専門のスタッフのみでなされる「事由」であったように記憶しています。
即ち、裁判員が付け回される畏れのある場合、制度の対象事件であっても、対象外とするといったものでした。具体的には、タレントさんの事件・丸暴の事件などでしょう。そういえば、最近酒井法子・押尾学と話題になっていましたが、もし対象事件であっても、やるのかな?と不審に思っていました。
その点、酒井さんは、いわゆる裁判員制の広告塔だったわけで、もし裁判員がファンに脅されれば、裁判員制自体を根底から覆す。辞退者だらけで制度を崩壊させるわけで。開始後すぐに瓦解。日本にやはり民主主義は根ずかず。板垣生きて自由は死んだ。例の通りの無茶な論法は避けられたわけで。その意味で、事なきを得た。不幸中の幸いであったわけでしょう。しかし、押尾さんは?いまいちはっきりしません。まあ、やるのかな、といった所かもしれません。それにしても、ただ最初から「例外」を創ってはまずいといったところかもしれません。
タレントの裁員というのは。たぶんも愚かに、つきまとわれるでしょう。そう、板垣生きて云々通り、それで民主主義の制度は存続する。では、個々の裁員はというと、不法侵入されたと警察に掛け合っても、心のバランスを崩した、気の毒に、とするのみというわけです。
ですから、私個人としては、単にまずいという理由で辞退するでしょう。実際には、例外と思うのでわたしは、と。
つい最近。やはり、やるような報道があり、驚いています。たぶん、保護責任者遺棄致死でしょう。しかし、実質的違法性としては、殺人の可能性も検討されることでしょう。大変な事件には違いがなく、裁員になられる方は是非気をつけて責を全うしてください、といったところでしょうか。が。しかし。

まあ、この作品は本当に私には面白いです。はやく裁員を、まぶしてもらいたい、と。
面白かった ★★★★☆
第1巻、第2巻と酷評してしまったが、それからも気になってずっと読み続けてはいた。そして迎えたこの第8巻は、大変面白かった。各事例の紹介は、裁判で得た情報を最終的に整理して提示するのではなく、傍聴で情報が次第に得られていくように時系列的に描くことで、裁判を傍聴する面白さのようなものが確かに描かれていると思った。まあ、いろいろ言うよりも、取り上げた事例自体が面白いので、読んでみてほしい。

裁判員制度がとうとう始まってしまった今では、この作品はまた新たな意義を持って読まれるのだろうと思う。